白糠高生対象「公営塾」開設 学力向上へALなど導入 成績に合ったカリキュラムを(市町村 2018-02-23付)
◆白糠町が新年度
【釧路発】白糠町は新年度、白糠高校の生徒を対象とした公営塾を開設する。釧路管内では初めての試みで、キャリア教育やアクティブ・ラーニングを取り入れた学力を高める新しいタイプの塾を目指す。
白糠高魅力化プロジェクトの一環。同町では、これまでタブレット端末の貸し出し、公務員試験や資格取得に関する講習料等の支援など学力向上策を進めてきた。
現在、町内には高校生対象の学習塾がないため、生徒は釧路市などの塾へ通わなければならない。そのため、町では新年度、新たに白糠高生を対象とする公営塾を開設することとした。
公営塾では、個々の成績に合ったカリキュラムをカスタマイズして成績向上を図る。キャリア教育やアクティブ・ラーニングを取り入れ、大学一般入試、推薦AO入試、三十二年からの大学入試改革に対応する新しいタイプの塾を目指す。
公営塾の運営は、全国各地で高校の魅力を高めて地域の活性化を図る活動をしている東京の㈱Prima Pinguinо(プリマ・ペンギーノ)に委託。月曜日から金曜日の放課後に公民館で開き、受講料無料でテキスト代のみで参加できるようにする。講師は三人を予定している。
町としては「大学等への出口保障が白糠高への進学率向上につながる」とみており、町内唯一の高校の魅力を高めていきたい考え。
なお、同社では夕張高校や利尻高校における公営塾の実施も計画している。
(市町村 2018-02-23付)
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