美瑛町が３０年度予算案を発表　新規に認定こども園整備補助　小学校専属ＡＬＴを配置

（市町村 2018-02-23付）

　【旭川発】美瑛町は二十一日、三十年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比二・五％増の百一億二百万円。教育費は三五・四％減の四億三千百三十九万円を計上した。減額は、美瑛小学校改修等が終了したことが主な要因。

　新規事業では、認定こども園整備に五千六百九十四万円を充て、民間幼稚園が実施する認定こども園整備にかかる補助事業として二ヵ年計画で整備する。

　このほか、小学校国際交流の語学指導事業に五百九十八万円を充当。外国語の教科化に向け、新たに小学校専属ＡＬＴ一人を雇用して国際理解教育を推進する。

　主な教育関連事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▼児童福祉

▽子育て支援施策（一部新規）＝一、一二九―産後母子ケア費用助成事業として、新生児およびその母（産婦）が出産直後から一ヵ月検診までの間に医療機関で受診・相談した際に行った検査・母子ケアに対して、上限二万円を助成。どんぐり保育園、へき地保育所使用料を半額とする

▽認定こども園整備（新規）＝五、六九四―民間幼稚園が実施する認定こども園整備にかかる補助事業として、二ヵ年計画で整備を実施。一年目は実施設計、一部工事の事業費として八、四五二万円を計上。二年目は、建設工事、園舎解体等の事業費として三六、四二五万円を充てる。

▼教育振興

▽教育指導助手管理＝九九〇―教育指導助手五人配置。美瑛小一人、明徳小一人、美瑛東小一人、美瑛中二人

▽教育専門員管理＝一、六八二―教員一人配置、特別支援個別指導員七人配置（美瑛小二人、美馬牛小一人、美瑛東小一人、美瑛中三人）

▽小学校国際交流の語学指導＝五九八―新学習指導要領に伴う外国語の教科化に向け外国語指導助手のほか、新たに小学校専属ＡＬＴを一人雇用

▽キャリア教育推進（中学生職業観研修）＝三四六―生徒八四人を対象に札幌市内での職業体験を実施

▼地域振興

▽美瑛高教育環境振興補助＝一、五一六―コミュニティ・スクールの導入に伴い、従来の入学準備支援、通学支援などに加えて、新規支援策として、予備校等夏期・冬期講習等受講料補助（半額）、大学・短大・看護学校等受験費用補助（全額）、進学者給付型奨学金制度（四年制二〇万円、短大等一〇万円）など

▼スポーツ振興

▽町民プール建設＝六五五

(市町村 2018-02-23付)