芽室町が３０年度予算案発表　小学校少人数学級を継続　新規に子どもの居場所づくり事業

（市町村 2018-02-23付）

　【帯広発】芽室町は二十一日、三十年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比二・二％減の百十四億三千万円を計上。うち、教育費は二六・五％減の十三億六千万円となっている。芽室中体育館の改修工事が二十九年度で完了したため大幅な減額となった。

　新規事業をみると、学習支援や食事の提供などを行う子どもの居場所づくり推進事業を盛り込み、児童が安心して暮らせるまちづくりを目指す。

　継続事業では、児童生徒支援事業にかかわり、民間業者委託によって、英語講師を一人増員して、二人体制で外国語教育を進める。また、教育活動指導助手を一人増員して、小学校全学年に少人数学級を取り入れる。

教育に関する主な事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▼誰もが健やかに生き生きと暮らせるまちづくり

▽乳幼児・児童予防接種＝三、二二二

▽発達支援システム推進＝五八

▽乳幼児等医療費給付＝四、五三〇

▽子どもの居場所づくり推進（新規）＝二一七―児童が地域で安心して暮らせるよう、学習支援や食事の提供などを行う

▽保育事業＝五四、四三八

▽町立保育所運営＝四、五八二

▽病児保育利用助成（新規）＝一三

▽保育所遠距離送迎対策（新規）＝三一五

▽子どもセンター運営＝六、七七九

▼豊かな自然を生かした活力ある農業のまちづくり

▽農業担い手育成支援＝七九四

▽めむろ農業小学校運営＝二六七

▼個性的で心豊かな人と文化を育むまちづくり

▽教育振興基本計画策定＝一九

▽児童生徒支援＝七、七五三―①スクールアドバイザーによる児童生徒の問題行動等の未然防止および臨時指導員による不登校児童生徒に対する学校適応指導の支援を学校と連携して行う②民間業者委託によって英語講師を一人増員して二人体制とする③教育活動指導助手を一人増員して一〇人体制とし、町内の小学校全学年少人数（三五人以下）学級を実施し、学力向上を目指す。また、特別支援教育および通級指導を推進する④生活上の困難を改善するため、特別支援学級の一部に臨時支援員を一〇人配置する

▽大学等就学支援＝一、七九七

▽学校給食センター施設維持管理＝六、七六三

▽小学校施設維持管理＝一五、九五四

▽中学校施設維持管理＝七、九一六

▽生涯学習推進中期計画策定＝二一

▽放課後子どもサポート運営＝二三

▽芸術・文化振興支援＝九一

▽公民館施設維持管理＝八、一二〇

▽ゲートボール普及活動＝一〇一

▽発祥の地ゲートボール合宿等実施＝一二五

▽屋外体育施設維持管理＝一二、七七九―老朽化した町営野球場の大規模改修

(市町村 2018-02-23付)