一定札幌市議会代表質問ダイジェスト（２月２８日）

（市町村 2018-03-02付）

◆就学援助で長岡教育長　支給費目の追加検討

　一定札幌市議会代表質問（二月二十八日）では、就学援助制度について質疑が行われた。

　市教委では、児童生徒が家庭の経済状況にかかわらず、義務教育を円滑に受けることができるよう通学費や給食費などを助成する就学援助を行っている。

　長岡豊彦教育長は、昨年九月の市就学援助審議会の答申を踏まえ、新年度から中学校の生徒会費を就学援助の支給費目として追加する予定であることを話したほか「その他の支給費目や認定基準の在り方については、答申の趣旨を踏まえ、今後も引き続き検討したい」と方針を述べた。

　坂本きょう子議員（無所属）の質問に答えた。

◆少人数学級の拡大　一層の充実へ国に働きかけ

　少人数学級の拡大について質疑が行われた。

　市では、小学校一・二年生、中学校一年生において三十五人以下学級を実施している。

　長岡豊彦教育長は少人数学級の拡大について指定都市市長会や指定都市教育委員・教育長協議会などを通じて教育現場の実態を伝えるなど、一層の充実・向上が図られるよう国へ働きかける方針を示した。

　中山真一議員（維新の党）の質問に答えた。

◆子どもの貧困対策　適切な支援実現へモデル事業を実施

　貧困対策について質疑が行われた。

　市では新年度から子どもの貧困対策に取り組む子どものくらし支援担当課を新設する。

　秋元克広市長は、同課にコーディネーターを配置し、支援が必要な子どもや家庭を把握し、適切な支援につなげるモデル事業を実施することにふれたほか、具体的な支援について「学校をはじめとした子どもとかかわる様々な関係機関と連携を図ることが極めて重要」との認識を示した。

　中山真一議員（維新の党）の質問に答えた。

(市町村 2018-03-02付)