全校実施へポイント説明　札幌市教委が算数にーごープロジェクト説明会

（市町村 2018-03-08付）

　札幌市教委は二月二十七日、札幌市立月寒東小学校で算数にーごープロジェクト事業にかかる説明会を開いた。関係者約百人が参加。五・六年生の少人数指導について新年度からの全校実施に向けて、公開授業のほか、事業のねらいや指導資料の活用法などの説明を行った。

　事業は小学校五・六年の算数において、二十五人程度の少人数指導を行うもの。個に応じた指導を充実させることで、算数学習への意欲や論理的思考力を高めることがねらい。新年度から全校での実施を予定している。また、少人数指導を進める上でのカリキュラムの在り方を検討し、具体案を作成するカリキュラム作成委員会を設置している。

　この日、授業公開のあとに事業説明会を実施した。冒頭、事業の研究推進委員会の佐藤辰也委員長（札幌市立日新小学校長）があいさつ。事業の円滑な実施に向けてきたんのない意見を求めた。

　続いて、教育課程担当課の髙橋健一義務教育担当係長が二十五人程度の少人数指導の実施・効果検証とカリキュラム開発の両方から課題探究的な学習の充実を図るなど、事業の概要を説明した。

　このあと、研究推進委員会の委員が指導資料の活用法を説明した。五・六年生のほぼすべての単元・授業場面にプレゼンテーションソフトの資料を用意していることや、課題探究的な学習が展開できるように作成していることを紹介。授業のスタートから振り返りまでの手順なども説明した。

(市町村 2018-03-08付)