札幌市高教が第５１回定期大会　新執行委員長に高瀬氏　教育条件整備など目指し取組推進

（関係団体 2018-03-28付）

２０１８年度の運動方針や役員、要望書案などを決めた

　札幌市立高等学校教職員組合（＝札幌市高教）は三月初旬、道教育会館で第五十一回定期大会を開いた。二〇一八年度の運動方針を決めたほか、生活と権利の擁護に向けた取組、教育条件整備・民主教育確立に向けた取組など六つの運動の進め方を確認。役員改選では新執行委員長に高瀬敏樹副執行委員長を選任した。

　冒頭、細井純執行委員長があいさつ。七年前の東日本大震災の犠牲者に対する追悼のほか、グローバリズムの弊害についてふれた上で「札幌に根付き、結婚して、子どもが生まれたら育児もしやすい、そんな環境を築く人材、真の札幌人を育てることが大切」と述べた。

　来賓あいさつのあと、議事では二〇一七年度の活動経過を報告したほか、二〇一八年度の運動方針、予算案、役員体制、部活動数の適正化に関する要請書案を決定した。

　二〇一八年度の運動について、佐々尾知書記長は「市労連や札幌地区連合、北教労協の一員として、組合員とその家族の生活を守るための活動に全力を注ぐ」と強調。組織と教育条件改善につながる様々な取組を強化するとともに、長時間労働常態化の解消を目指すことを確認した。

　また、学校職員人事評価制度や査定給与制度に反対し、実態化の阻止に取り組むことも示した。

　質疑では、札幌市教員育成指標への対応や、留守番電話の導入に関する要望が出された。

　役員改選では、新たに高瀬執行委員長を選任した。

　二〇一八年度役員はつぎのとおり。

　　　　　　　＝敬称略＝

▽執行委員長＝高瀬敏樹（札幌旭丘高教諭・新）

▽副執行委員長＝井上貴志（札幌平岸高教諭・新）、野村富之（札幌藻岩高教諭）

▽書記長＝佐々尾知（札幌啓北商業高教諭）

▽書記次長＝甲斐一成（市立札幌大通高教諭・新）、武田考介（札幌清田高事務職員）

(関係団体 2018-03-28付)