檜山管内中・高連絡協議会が総会　11月に江差で研究大会　生徒指導の推進など重点に

（関係団体 2018-05-21付）

本年度の活動重点などを協議した

　【江差発】檜山管内中学校・高校連絡協議会（会長・渡辺祐司江差高校長）は十一日、江差町文化会館で三十年度総会・研究協議会を開いた。本年度の活動方針・事業計画案などを協議。生徒指導の諸問題に関する研究協議の推進など三つを重点事項に設定した。また、十一月に江差町で研究大会を開くことなどを決めた。

開会に当たり、渡辺会長があいさつ。「子どもの数が減少する中で、どのように学んできたのかを理解することが必要。会員がもつ問題意識について協議を進めるとともに、連携強化につなげていきたい」と述べ、一層の連携強化と情報の交流を求めた。

　続いて、檜山教育局の河野秀平局長と江差町教委の太田誠教育長が祝辞。河野局長は「教員の研鑚と指導力の向上、学校に求められる課題解決に向け、中高の連携を進めるのは素晴らしいこと。社会を生き抜く力の育成に向けて、研究活動の充実につなげてほしい」、太田教育長は「中と高の教員が共同で研究する場は非常に少ない。進学時の授業にスムーズに移行し、子どもの学力向上につながれば」と、会の活動推進に期待を寄せた。

　総会に移り、はじめに前年度の会務・会計決算・監査の各報告を承認。引き続き、本年度の活動方針・事業計画案などを協議した。本年度は、中・高校生の学習や生活の実態に目を向け、①生徒指導②高校入選改善や間口、高校再編成の諸課題③教育課程編成上の諸課題―に関する実態調査と研究協議の推進を重点事項に設定した。

　事業計画では、十月に江差町と上ノ国町で授業交流会や十一月に江差町で研究大会を開くことなどを決定した。また、渡辺会長の再任など本年度の役員を承認した。

　総会終了後、各部会に分かれて研究協議を行った。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝渡辺祐司（江差高校長）

▽副会長＝片桐清美（上ノ国高校長・新）、松原真一（今金町今金中校長）

▽事務局長＝古俣みきお（せたな町北檜山中校長・新）

(関係団体 2018-05-21付)