８月に合同講演会開催　釧路教育振興会が総会開く

（関係団体 2018-05-22付）

さらなる活動の充実を呼びかける桐木会長

　【釧路発】釧路教育振興会は十二日、釧路市内のアクアベールで三十年度総会を開いた。釧路市教育振興会との共催による第三十八回合同教育講演会の開催や「青少年に夢と希望を」作文募集などを盛り込んだ事業計画を決定。役員改選では、桐木茂雄会長を再任した。

　はじめに桐木会長があいさつ。自らのリーダー論にふれ、「感じる力」「考える力」「伝える力」「答えを出す力」を身に付けることが必要と強調。「何かを成し遂げるためには、課題を感じ、どのように解決するのか考え、それを部下に伝え、答えを出して実行に移し、結果を出すことが重要。スピード感が求められる中、リーダーの一人としてしっかりと結果を出してほしい」と呼びかけた。

　つぎに、来賓として釧路教育局の鈴木淳局長があいさつに立ち、本年度の教育局のキーワード「広げる」「深める」にふれ「予測困難な社会に子どもを送り出すという責任を果たすため、学校、家庭、地域、行政の四者が連携して課題を解決するという方向性は釧路教育振興会の目指す方向と同じであり期待している」と述べた。

　続いて、釧路管内町村教育委員会連絡協議会教育長部会の国安修一部会長（鶴居村教育長）があいさつ。児童生徒の現状は“ガラスの心”であるとし、「幼児期からたくましい心の育成が不可欠であり、様々な体験を地域と一体となって進めることが求められている」と教育振興会の活動に期待した。

　このあと議事に移り、三十年度の事業報告、会計報告を承認したあと、三十年度事業計画案、予算案を審議した。

　このうち事業計画では八月二十五日に釧路センチュリーキャッスルホテルで釧路市教育振興会と合同で第三十八回教育講演会を開催することなどを決めた。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝桐木茂雄（㈱弟子屈プロパン代表取締役社長）

▽副会長＝辻川尚志（釧路町別保小校長・新）、小原正寿（弟子屈町奥春別小校長・新）

▽監査＝福原克洋（鶴居村鶴居中校長・新）、青木栄（釧路町昆布森中校長・新）

▽事務局長＝松村浩二（浜中町茶内中校長）

▽事務局次長＝柏尾和市（浜中町茶内中教頭）

▽会計＝佐野万由里（浜中町茶内小校長・新）

(関係団体 2018-05-22付)