【平成３１年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道高等学校書道教育研究会　吉瀬献策会長

（関係団体 2019-01-09付）

　新春を迎え、謹んで年頭のごあいさつを申し上げます。また、平素より、本研究会の活動に対しましてご支援ご厚情を賜りましておりますこと、心より感謝申し上げます。

　本研究会は、北海道高等学校の書道教育の充実・発展に寄与することを目的とし、会員相互が連携・協調を図り研究を促進すべく、高校書道教育に携わる道内の高校教員をもって構成されている組織です。

　さて、書の世界を取り巻く情勢に目をやりますと、我々の日々の生活において書がめっきり姿を潜めるようになった昨今でありながら、書道パフォーマンス甲子園が活況を呈していることや書道女子の活躍、外国人の日本の書への関心の高さなど、書への興味や関心の高さがうかがわれます。一方で、高校の書道教育にあって、書道教諭の減少や芸術科目における書道選択者の減少には先細りの危惧を禁じ得ません。

　こうした中にあって、書の伝統と文化を尊重する態度を育て、個性豊かな人間性を養うことを目指す高等学校芸術科書道の目的を原点とし、次代に向けた書道教育の在り方を模索し研鑚していく営みが一層重要になっています。書道教育に携わる諸先生方の今後の尽力と活躍に期待申し上げます。

　皆様におかれましても、本道における高等学校書道教育の充実・発展のために、一層のご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げ、年頭のごあいさつといたします。

　なお、第四十四回北海道高等学校書道教育研究会・展覧会を、一月九日（水）から十三日（日）まで、札幌資料館ミニギャラリーにおいて開催いたします。道内で高校書道を担当し書を愛してやまない教員による日ごろの研鑚の発表の場であります。多くの方にお越しいただけますなら幸甚です。

▼新年の事業計画

▽第４４回高書研展

・会期＝１月９日（水）正午～１３日（日）午後４時

・会場＝札幌市資料館（中央区大通西１３丁目）

▽総会

・日時＝１月９日（水）午前１１時

・会場＝札幌市資料館

▼事務局＝札幌平岡高校（木村雅幸教諭）

(関係団体 2019-01-09付)