【平成３１年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道道徳教育研究会　鹿野内憲一会長

（関係団体 2019-01-09付）

　謹んで新年のお慶びを申し上げます。また、日ごろより、本会の活動にご理解とご協力を賜り、心よりお礼申し上げます。

　「特別の教科　道徳」（道徳科）が本年度より小学校で、来年度より中学校で全面実施される中、第五十三回北海道道徳教育研究大会を旭川市で開催し、四百五十人を超える参加者とともに各学校での実践をもとにした内容の濃い討議が行われました。着実に「道徳科」の指導力を身に付けていくためには、今一度学習指導要領および解説を深く学ぶことの必要性を感じます。内容項目で示されている道徳科の内容は、「教師と児童生徒が人間としてのよりよい生き方を求め、共に考え、共に語り合い、その実行に努めるための共通の課題である」とあります。

　指導をする上で、まさに「主体的・対話的で深い学び」となるように「様々な事象を、道徳的価値を基に自己とのかかわりで（広い視野から）多面的・多角的にとらえ、自己の（人間としての）生き方について考えること」が重要なのです。

　さて、ことしは札幌市で全道大会を開催します。これまでの全道大会の成果を受け、さらに本道の道徳教育の推進に貢献できるよう、活動を充実させていく所存です。今後とも、皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げ、年頭のごあいさつといたします。

▼新年の事業計画

▽３１年度第１回本部理事会

・期日＝４月１３日（土）

・会場＝ライフォート札幌

▽第５４回北海道道徳教育研究大会札幌大会

・期日＝１１月８日（金）・９日（土）

・会場＝札幌市立栄南小学校・札幌市立あやめ野中学校・ライフォート札幌

・研究内容＝大会主題「主体的に学び合う児童・生徒の育成」―公開授業、授業分科会、課題別分科会、講演会

▼事務局＝札幌市立栄南小学校（事務局長―荒井亮子校長）

(関係団体 2019-01-09付)