子どもの生活習慣づくり会議―実行委主催　組織見直しなど協議　課題意識と主体的行動を

（道・道教委 2019-02-08付）

ネットなど家庭におけるルールづくりの重要性が指摘された

　道子どもの生活習慣づくり実行委員会（青田基会長）は六日、道庁別館西棟で第三回会議を開いた。早寝早起き朝ごはん推進校事業など、望ましい生活習慣の定着に向けた本年度の取組を報告し、生徒が課題意識をもって主体的に行動することの重要性を確認。来年度開催する「早寝早起き朝ごはんフォーラム」に備えた組織体制の見直しについて協議した。

　議事に入り、事務局の道教委担当者が本年度の取組を報告。牛乳パックに早寝早起き朝ごはん運動北海道版シンボルマークを掲載するなど、企業と連携した生活リズム向上の取組を紹介した。

　本年度の新規事業として取り組んだ早寝早起き朝ごはん推進校事業では、推進校である美深町立仁宇布中学校、訓子府町立訓子府中学校、浜中町立霧多布中学校の三校の取組と実施前後におけるアンケート結果を報告。委員からは、推進校で開いた学習会における参加生徒の様子などが伝えられた。

　協議では、望ましい生活習慣の定着に向け、生徒が課題意識をもって主体的に取り組むことや、ネットの利用など家庭でのルールづくりの重要性を確認。今後、各学校でＩＣＴ環境の整備が進むことが予想されることから「ネット利用のメリットとデメリットを深く考える必要性がある」などの意見があった。

　続いて、来年度に向けた取組案を示し、協議した。新テーマ「持続可能な取組の推進～望ましい生活習慣の定着に向けて」のもと、生活リズム向上に向けた取組を実施するほか、学校・地域における実践を支援する方向性を確認。三十一年度早寝早起き朝ごはんフォーラムの開催や、家庭教育サポート企業と行政の連携による取組を支援するなどとした。

　また、実行委員を現行の二十七人から十人程度まで精選。来年度の執行体制を見直すことを確認した。

(道・道教委 2019-02-08付)