１定札幌市議会代表質問ダイジェスト（３１年２月１８日）

（市町村 2019-02-20付）

◆防災教育で意識育む　災害に強いまちづくりへ

　一定札幌市議会代表質問（十八日）では、防災教育について質疑が行われた。

　市では、児童生徒が授業で災害や防災、減災について学習しているほか、学校や地域の実態に合わせた避難訓練を実施。市立高校では課題探究的な学習において、各教科で学ぶ専門的な知識や技能を防災と関連付けて取り入れている。

　長谷川雅英教育長は、児童生徒が率先して自他の生命を尊重して行動できるようになることのほか、災害に強いまちづくりに主体的に貢献しようとする意識を育むことができるよう、防災教育をより一層推進していく方針を示した。

　畑瀬幸二議員（民主市民連合）の質問に答えた。

◆事業の拡大を検討　子どものくらし支援コーディネート事業

　子どものくらし支援コーディネート事業について質疑が行われた。

　市は、本年度から社会的に孤立傾向にある子どもや家庭を早期に把握し、必要な支援につなげる子どものくらし支援コーディネート事業を実施。

　コーディネーターは、児童会館や子ども食堂、学習支援団体で子どもから相談を受けるといった活動に取り組んでいる。

　岸光右副市長は、これまで相談に至らなかった事案を把握し、支援につなげるコーディネーターの役割にふれ「効果の検証を行いながら、事業の拡大を検討したい」と話した。

　畑瀬幸二議員（民主市民連合）の質問に答えた。

◆公立夜間中学設置に向け検討

　公立夜間中学について質疑が行われた。

　長谷川雅英教育長は、教育を受ける機会を保障する公立夜間中学の重要性にふれたほか、国や道の動向から、市として公立夜間中学の設置に向けて前向きに検討する方針を示した。

　畑瀬幸二議員（民主市民連合）の質問に答えた。

◆家庭教育支援へ協力を働きかけ

　家庭教育支援について質疑が行われた。

　市教委では、子どもたちに学びの場や体験の場を提供する「サッポロサタデースクール事業」に、親子で料理やスポーツなどの活動に参加できるプログラムを取り入れるなど、地域と連携した取組を実施している。

　長谷川雅英教育長は、地域全体での家庭教育支援の一層の充実に向け、地域で子どもを育むことの大切さを広く周知するほか、地域や企業に対し、事業への参加・協力を積極的に働きかける方針を示した。

　宮村素子議員（自民党）の質問に答えた。

(市町村 2019-02-20付)