札幌市議会予算特別委員会ダイジェスト（３１年３月４日）

（市町村 2019-03-06付）

◆東京に試験会場設置　教員確保へ新年度から　道教委と連携

　一定札幌市議会予算特別委員会（四日）では、教員の確保について質疑が行われた。

　市教委は、大学三年生を対象に、教員の職務や市の教育が目指すものなどについて伝える札幌市教師夢道場など、教員の確保に向けた取組を進めている。

　紺野宏子教職員担当部長は、教員の確保に向けてパンフレットや動画等を作成するほか、志望者が受験しやすい環境を整えるため、新年度から道教委と連携し、東京に試験会場を設置する方針を示した。

　長谷川衛委員（民主市民連合）の質問に答えた。

◆幼稚園の在り方　５月ころ検討会議

　市立幼稚園の今後の在り方について質疑が行われた。

　市教委は、今後の市立幼稚園の方向性などを決めるために市立幼稚園の在り方検討会議を五月ごろに設置する予定としている。

　長谷川正人児童生徒担当部長は、検討会議を通して年内を目途に市教委として今後の市立幼稚園の方向性を固めるほか、市立幼稚園教諭の採用についても検討していく方針を示した。

　ふじわら広昭委員（民主市民連合）の質問に答えた。

◆子どもの権利条例　１０周年記念事業を

　子どもの権利の推進について質疑が行われた。

　市は、日本国憲法や国連で採択された子どもの権利条約が保障する子どもの権利を、分かりやすく定めるとともに、子どもの権利を保障するための大人の役割や市の取組を定めた子どもの権利条例を二十年度に制定している。

　市子ども未来局の有塚広之子ども育成部長は、子どもの権利条例が制定されて十年が経つことから、子どもが主体的に参加できる記念事業を行う方針を示した。

　長谷川衛委員（民主市民連合）の質問に答えた。

(市町村 2019-03-06付)