遺愛学院創基145周年記念式典 さらなる発展、活躍願う 800人出席し歴史を回顧
(学校 2019-05-08付)

遺愛学院創基145周年記念式典
全校生徒や同級生、来賓が節目を祝った

 【函館発】学校法人遺愛学院(福島基輝理事長)は4月20日、遺愛女子学院創基145周年記念式典を遺愛アリーナで執り行った。遺愛女子中学校・高校の全校生徒のほか、同窓生や来賓など合わせて約800人が出席。同校設立の歴史を回顧し、さらなる発展と生徒の活躍を願った。

 遺愛学院は、明治7年に、アメリカ・メソジスト教会牧師のM・Cハリス夫妻が函館を訪れた際に開設した日々学校が始まり。15年には、女学校「カロライン・ライト・メモリアル・スクール」が開校。18年からは「遺愛女学校」へ校名を変更した。

 その後、現校地に新校舎・寄宿舎が完成。昭和56年から法人名を遺愛学院とし、平成3年から中・高で一貫した教育体制となり、英語教育の充実などを進めている。

 はじめに、同校のハンドベルクワイアによる「give Thanks」の演奏と聖歌隊による合唱が披露された。

 つぎに、福島理事長・学校長が登壇。遺愛学院のこれまでの歴史と、同校の繁栄にかかわってきた宣教師の当時の活躍などを紹介した。

 生徒に対し「本校では勉強・部活で生き生きとした生活ができるよう取組を進めている」と強調した上で、「先駆者が大変な思いで当時の函館で活躍した。その思いを理解し、さらなる成長に期待している」と述べた。

 祝辞では、同窓会の成田恭子会長が「遺愛学院には、時代が変わっても対応する力があり、今も活発で伸びやかな生徒が育っている。失敗と成功を繰り返して世界に羽ばたいてほしい」と述べた。

 次いで、生徒を代表して曽根涼さんが慶びのことばを。

 先人への感謝を述べた上で「苦難は忍耐、忍耐は練達につながっている。これからも、1人の女性として成長していきたい」と決意を述べた。

 このあと、ハンドベルクワイアの演奏のほか、讃美歌と校歌を合唱。会場全体が美しい歌声に包まれた。

(学校 2019-05-08付)

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