函館市大森浜小の開校式　大森浜っ子として活躍を　紺野校長が児童に期待寄せ

（学校 2019-05-16付）

６００人が開校を祝った

　【函館発】４月に函館市内の小学校３校の統合校として開校した市立大森浜小学校（紺野克典校長）の開校式が、９日に同校で執り行われた。全校児童と保護者など約６００人が出席。式辞に立った紺野校長は「これからの学校をつくっていく主人公として活躍してほしい」と児童に呼びかけ、学校の発展に期待した。

　同校は、金堀小学校、高盛小学校、千代ヶ岱小学校の統合校。「深く考え学び合う子・よさを認め支え合う子・ねばり強く磨き合う子」を教育目標に掲げる。

　開会に当たり、紺野校長が式辞。

　冒頭、統合における背景を説明して関係者に謝意を示した上で「子どもたちには大森浜っ子として立派に育っていってほしい」と呼びかけ、さらなる活躍と飛躍を願った。

　今後の学校については「地域と支え合いながらの学校を目指していきたい」と、コミュニティ・スクールなどを通して地域一体での学校づくりを宣言した。

　つぎに、函館市教委の＝俊行教育長が登壇。関係者に謝辞を述べた上で、教職員に対して「統合した３つの学校の良さを伸ばせるような指導に努めてほしい」と求めた。

　来賓あいさつでは、渡島教育局の五十嵐晋局長が「同校では教育目標のもと、特色ある教育活動が展開されている。国の未来を担う子どもたちの育成と活躍に期待している」と呼びかけた。

　児童代表あいさつでは、６年生の直江蘭さんが「最初は知らない人たちばかりだったが、自分から話しかけることで友達が増えた。思いやりのある学校にしていきたい」と力強く宣言した。

　このあと、校章の制作者と校歌の作詞者・作曲者に感謝状が贈呈された。

　最後に、全校児童で校歌を合唱。会場全体に美しい歌声が響きわたった。

(学校 2019-05-16付)