文科省委託「研究開発学校制度」 カリキュラムの改善を グローブ3年次目スタート 東川小など(学校 2019-05-07付)
【旭川発】文部科学省の委託事業「研究開発学校制度」において平成29年度から4年間の指定を受けている東川町立東川小学校ほか6校園は、本年度、3年次目の研究をスタートさせた。国際教育を中核とした新教科「グローブ(Globe)」カリキュラムの実施やその評価を図るとともに、子どもたちの資質・能力を育む実践に資するよう改善に取り組んでいく。
東川小ほか6校園は、国際教育を中核とした新教科「グローブ(Globe)」を創設し、①ローカル②グローバル③コミュニケーション―の3要素でカリキュラムを編成。幼小中高が連携しながら、子どもたちの資質・能力を育むよう研究を進めている。
3年次目の研究の柱は、グローブカリキュラムの実施・評価・改善。
カリキュラムの実施・評価・改善については、3要素における幼・小・中・高の円滑な接続の在り方の研究をはじめ、コミュニケーション要素の「読むこと」「書くこと」に関する学習内容について、小中連携による系統的な指導の実施と5つの領域の言語活動での評価、中学校の実践的な言語活動を位置付けたカリキュラムの改善と独自教材の開発を行う。
また、実践研究発表会の開催を検討しており、小・中・高で授業公開、幼稚園で外国語活動の公開を計画している。
評価については、英語能力調査(小学校=GTEC Junior、中・高=英検IBA)、自己評価、外部評価、英検IBA等スコア比較、質問紙調査を実施する。ほかにも、第3年次の成果と課題をまとめ、最終年次の計画や指導資料の作成などに取り組むこととしている。
東川小ほか6校園は、さらなる初等中等教育段階におけるグローバル化に対応した教育環境づくりの充実・発展、カリキュラム編成について研究を深めていく。
(学校 2019-05-07付)
その他の記事( 学校)
十勝建設業の未来考える会が説明会 就職に向け意識高め 帯広農業高3年32人対象
【帯広発】帯広農業高校(二木浩志校長)で4月25日、十勝建設業の未来を考える会による説明会が開かれた。農業土木工学科3年生で建設業界への就職を希望している32人が参加。生徒たちは建設業者、...(2019-05-09) 全て読む
遺愛学院創基145周年記念式典 さらなる発展、活躍願う 800人出席し歴史を回顧
【函館発】学校法人遺愛学院(福島基輝理事長)は4月20日、遺愛女子学院創基145周年記念式典を遺愛アリーナで執り行った。遺愛女子中学校・高校の全校生徒のほか、同窓生や来賓など合わせて約80...(2019-05-08) 全て読む
運動会控えきれいに 建設業者がグラウンド整備
【旭川発】㈱NIPPO旭川出張所による地域貢献活動の一環で、同校のグラウンド整備が行われた。これから運動会に向けて活動する児童のため、雪解け後の不陸な状態になったグラウンドをショベルやタイ...(2019-05-08) 全て読む
白糠高創立70年協賛会設立 11月23日に記念式典 会長は同窓会長の大和氏
【釧路発】本年度、創立70周年を迎える白糠高校(塙浩伸校長)の記念事業協賛会の設立総会が4月23日、同校で開かれた。同窓会、学校関係者など約25人が出席。役員を選出したほか、11月23日に...(2019-05-08) 全て読む
小学校イングリッシュルーム 7校設置、3校で予定 十勝管内 学習意欲喚起など
【帯広発】十勝管内では、児童が外国語学習に意欲的に取り組めるよう、小学校でのイングリッシュルーム設置の動きが広がっている。本紙調査では、3月末現在、管内7校に設置されており、開設を予定して...(2019-05-08) 全て読む
七飯町大沼岳陽学校グランドデザイン 校訓は「世界に輝け!」 9年間の英語教育など展開
【函館発】来年度に道南地域初の義務教育学校として開校を予定している七飯町立大沼岳陽学校のグランドデザインが、4月上旬に開かれた大沼地区義務教育学校開設準備委員会で決定した。校訓に「世界に輝...(2019-04-24) 全て読む
函館高等支援学校が第1回入学式 仲間との出会い大切に 立田校長 生徒の成長に期待
【函館発】本年度開校した函館高等支援学校(立田俊治校長)は16日、同校体育館で第1回入学式を執り行った。来賓、教職員など関係者約100人が見守る中、第1期生29人が入場。式辞に立った立田校...(2019-04-23) 全て読む
緑化推進運動功労者総理大臣表彰 標茶町立中茶安別小中に 森林環境教育など高評価
標茶町立中茶安別小中学校(富田和幸校長)が、31年緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰に輝いた。植樹活動や学校林整備などの緑化活動の推進、森林環境教育などの取組が高く評価されたもの。表彰式は...(2019-04-23) 全て読む
文科省31年度人権教育研究指定校 札幌稲雲高と平取高に 地域実態に応じ教育活動展開
道教委は、文部科学省委託事業「人権教育研究指定校事業」における31年度の研究指定校を決定した。本道からは札幌稲雲高校と平取高校の2校が指定を受け、教育委員会などと連携・協力しながら幅広い観...(2019-04-23) 全て読む
リポート 部活動時間の縮減に向けて 意識改革と環境整備を 地域・団体の協力など必要
学校における働き方改革の必要性が叫ばれて久しい中、部活動時間の縮減に向けた機運が高まっている。学校現場では効率的・効果的な練習方法を模索し、成果を上げている顧問教員の姿も。一方、道教委の「...(2019-04-22) 全て読む