函館高等支援学校が第１回入学式　仲間との出会い大切に　立田校長　生徒の成長に期待　

（学校 2019-04-23付）

１期生２９人が入学した　

　【函館発】本年度開校した函館高等支援学校（立田俊治校長）は１６日、同校体育館で第１回入学式を執り行った。来賓、教職員など関係者約１００人が見守る中、第１期生２９人が入場。式辞に立った立田校長は「本校を目指し、入学したことをお祝いし、歓迎する。仲間との出会いを大切にして、３年間を過ごしてほしい」と呼びかけ、生徒の成長に期待を寄せた。

　同校は、知的障がいのある生徒を対象とした高等支援学校として開校。普通科、生産技術科、食品デザイン科、福祉デザイン科の４学科を設置している。

　校舎は、函館稜北高校の校舎を共有して使用。初年度は函館高等支援の１年生と函館稜北高の２、３年生が一緒の校舎で学ぶことになる。

　国歌斉唱に続き、立田校長が生徒２９人の入学を許可し、担任が生徒の名前を読み上げた。

　引き続き、立田校長が式辞。入学した生徒を歓迎するとともに、充実した３年間に期待を寄せた。その上で、同校の教育目標「共生社会の一員として、自ら社会に貢献する人間の育成」と、校訓「探究」「協働」「健全」の意味を説明し、「ともに感じ合い、支え合い、協力しながら、充実した学校生活と卒業後の自立を目指していこう」と呼びかけた。

　新入生代表の言葉では、普通科の風張海君が「うれしさと緊張で胸がいっぱい。仲間と支え合いながら、一つずつ乗り越えていきたい」との思いを語り、「目標に向かって努力することを誓う」と力強く宣言した。

　入学式終了後、立田校長が作詞した校歌を同校職員による合唱で初披露。１期生の充実した学校生活を願った。

　開校式は、６月２２日午後１時から同校体育館で行われる。

(学校 2019-04-23付)