道小が総会・研修会　人材育成など要望へ　チーム北海道で前進を

（関係団体 2019-05-14付）

本年度の方針を決定した

　道小学校長会（大石幸志会長）は１３日、ホテルライフォート札幌で第６２回総会・研修会を開いた。第６２回教育研究胆振・苫小牧大会（９月１３・１４日）の開催など、本年度の活動計画、役員を決定。大石会長は業務改善と魅力ある学校づくりを進める必要性を示し、ＩＣＴ環境の地域間格差の解消や人材の育成・確保に向けた提案・要望を行う考えを表明。「“未来を見据え、チーム北海道として進む道小”として北海道教育の質の向上に努め、令和元年の第一歩を踏み出していく」と述べた。

　新役員の承認に続き、大石会長があいさつ。学力の確実な定着に向けて校長のリーダーシップを発揮するよう呼びかけた。

　また、学校における働き方改革を進めるに当たり、ＩＣＴ環境の地域間格差、若手教員の急増、期限付教員の不足など人材の育成・確保に関する課題を提示。業務改善と魅力ある学校づくりを進めることが急務であるとし、課題解消のための提案・要望を行っていく考えを示した。

　９月の第６２回道小教育研究胆振・苫小牧大会に関しては「日常の学校経営に結び付く大会にしたい」と協力を要請。道教委、教育関係諸団体などとの連携を図り「“未来を見据え、チーム北海道として進む道小”として、北海道教育の質の向上に努め、令和元年の第一歩を踏み出していきたい」と述べた。

　続いて、道教委の佐藤嘉大教育長らが来賓あいさつ。佐藤教育長は本道における学力向上のため、各管内の教育局長からヒアリングを実施したことを伝え「校長会の意見も聞き、学力向上を図っていきたい」と述べた。

　また、教員のなり手確保のため、教員のモチベーションの向上や働きがいのある学校運営が重要とし、そのための施策に迅速に取り組む意向を示した。

　議事では、９月１３・１４日の第６２回道小教育研究胆振・苫小牧大会の開催など、本年度の活動計画を決定。

　活動方針では、重点として「愛情と信頼に基づく、活力ある学校経営の推進に努める」「生きる力を育む教育課程の編成・実施・評価・改善に努める」など９点を提示。「学力・体力の向上を図るとともに、これからの知識・情報・技術の加速度的な変化等に対応した実践的な力の育成に努める」などとする総会・研修会宣言を決議した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝大石幸志（札幌市豊平・新）

▽副会長＝設楽正敏（北広島市東部・新）、東公康（留萌市東光・新）、小野俊英（八雲町八雲・新）、渡辺一弘（苫小牧市沼ノ端・新）、横澤英三（中標津町中標津東・新）、佐藤裕三（札幌市明園・新）

▽監査委員＝齊藤信之（岩内町岩内東・新）、福田孝夫（和寒町和寒・新）、一戸裕之（函館市東山・新）、砂川昌之（岩見沢市南・新）、湊谷美樹治（釧路町富原・新）

▽事務局長＝神谷敦（札幌市篠路・新）

▽事務局次長＝新井弘通（札幌市南・新）、石川一美（苫小牧市明野・新）

▽会計理事＝吉田信興（札幌市川北・新）

(関係団体 2019-05-14付)