平成３０年度の就学援助受給率―札幌市教委　６年連続で減少　０・７ポイント減の１４・０９％

（市町村 2019-05-15付）

札幌市就学援助認定状況の推移（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は、平成３０年度の就学援助受給率をまとめた。就学援助を受けた児童生徒数は前年度比１０２３人減の１万８７９７人。受給率は前年度比０・７ポイント減の１４・０９％と、２４年度をピークに６年連続で受給率が減少している。

　札幌市は就学援助制度により、世帯収入などに合わせて児童生徒に年間１万３１００～２万７０５０円の学用費等のほか、通学費や修学旅行費、給食費などを援助している。

　児童生徒数は昭和６０年度から減り続けているものの、就学援助の受給者数は平成５年度から２３年度まで増え続けた。５年度は児童生徒数１８万３７３２人に対し、就学援助を受けたのは１万１２７０人で受給率は６・１％。２３年度は児童生徒１３万６７１３人に対し２万４７６１人の１８・１１％となっていた。

　しかし、２４年度の受給率１８・１６％をピークに、２５年度は１７・７７％、２６年度は１７・１９％、２７年度は１５・７６％、２８年度は１５・２８％、２９年度は１４・７９％となるなど、減少に転じている。

　３０年度の受給者は１３万３４１９人。内訳は、小学校児童が前年度比５６２人減の１万２０７２人、中学校生徒が前年度比４６１人減の６７２５人で、児童生徒を合わせた受給率は前年度比０・７ポイント減の１４・０９％だった。

(市町村 2019-05-15付)