上川女性教員の会「花の会」総会　９、１０月に後継者育成研　新会長に旭川東陽中・尾﨑校長

（関係団体 2019-05-16付）

尾崎朋子新会長（右）

　【旭川発】上川管内女性教員の会「花の会」は４月下旬、ベルクラシック旭川で本年度総会を開いた。会員５７人が出席。本年度の研究主題や事業計画などについて協議。事業計画では、６月と９月に会員研修会、９月と１０月に後継者育成研修を開催することなどを盛り込んだ。役員改選では、新会長に旭川市立東陽中学校の尾﨑朋子校長を選出した。

　はじめに、林邦子会長があいさつ。今後予定されている全道・全国大会などに向けて、「本会の各種研修会での学びや、幹事としての経験を積んでいく中で一人ひとりがさらに広く、さらに深く職能の向上と運営面のスキルを身に付け、力量を高めていくことが必要」と強調。「総会において会員一人ひとりが見通しをもち、それを共有し、思いを新たにしてほしい」と呼びかけた。

　上川教育局の川端香代子義務教育指導監が来賓あいさつ。同会について、「会員一人ひとりの職能の向上、教職員の専門性の向上、学校経営の参画意識の醸成、管理職のリーダーシップの在り方など、ライフステージに応じたきめ細かな研修や助言に努めていて大変心強い」と述べ、今後のさらなる発展と活躍に期待を寄せた。

　議事に移り、前年度の年間事業計画、研修部事業・経営部事業、会計決算などの報告事項を承認したあと、本年度の運営方針・研究主題、事業計画などについて協議。

　本年度は、研究主題を新たに「未来を共に拓き　心豊かにたくましく生きる日本人を育成する学校教育の推進～確かな学びとしなやかな心　夢や希望に向かって挑戦する子供を育む学校経営」と設定。教育課題および管内教育の実情を的確に把握し、諸課題の解決に当たるとともに職能向上や資質向上に努めていくことを申し合わせた。

　また、令和２年度の全道大会、３年度の全国大会での校長提言に向けて実践研究を進めていくことを確認した。

　年間事業計画では、６月１５日に６月会員研修会を開催。上川教育局の河野秀平局長を講師に招き、教育の今日的課題等に関する講話を予定。７月１３日の夏の経営研修会では旭川市弁護士会から講師を招き、法的立場を踏まえた学校の危機管理に関する講話を聴講する。このほか、９月１５日に９月会員研修会、９月２８日と１０月２１日には後継者育成研修を開催することなどを盛り込んだ。

　役員改選では、新会長に旭川市立東陽中の尾﨑校長を選任。尾﨑新会長は「凛とした緊張感と和やかさを引き継ぎながら、本会のますますの発展に向けて取り組んでいきたい」と抱負を語った。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝全員校長、敬称略＝

▽会長＝尾﨑朋子（旭川市東陽中・新）

▽副会長＝大坪まゆみ（旭川市忠和小）、菅藤真由美（旭川市忠和中・新）

▽事務局長＝石前聖香（旭川市向陵小・新）

▽事務局次長＝三浦礼子（旭川市神楽岡小）、山川美千代（旭川市旭川小・新）、林真千子（士別市多寄中・新）

(関係団体 2019-05-16付)