檜山校長会第１回理事研修会　チーム檜山で連携を　角田義務教育指導監講話など

（関係団体 2019-05-31付）

講話などを通して、１７人が研鑚を積んだ

　【函館発】檜山校長会（塩﨑弘明会長）は５月中旬、江差町役場で第１回理事研修会を開いた。事務局役員や各町校長会理事ら、１７人が出席。今後の活動計画や研修の推進などについて協議したほか、檜山教育局の角田昌宏義務教育指導監による講話を通して、学校経営の課題や解決方策について研鑚を積んだ。

　開会式で塩﨑会長があいさつ。道小学校長会、道中学校長会の総会にふれながら、「チーム檜山」として地に足を付けた連携を呼びかけた。また、働き方改革について、校長会の重要課題として取り組んでいく必要性を示し、校長会、教育委員会、教育局が一体となった取組を期待した。

　続いて、江差町教委の太田誠教育長が来賓あいさつ「子どもの成長には、家庭や地域との連携、協働が大切。地域で子どもを守り育てることが重要」と呼びかけたほか「校長のリーダーシップのもと、組織を上げて取組に協力してほしい」と期待した。

　つぎに、角田義務教育指導監が「学習指導要領の改訂のポイント」と題して教育行政説明等を行った。

　「特別の教科　道徳」について「地域や学校、教師間での差が大きい」「指導方法で悩んでいる教師が多い」などの課題を挙げた上で、学習指導要領に示されている「より良く生きるための基盤となる道徳性を養う」という、道徳教育の目標を理解した授業を展開するよう呼びかけた。

　また、直近の重要課題である全国学力・学習状況調査結果の検証や新体力テストの実施、学校における働き方改革、危機管理の徹底、服務規律の保持などについて確認し、管内７町が一体となって取り組むよう強く求めた。

　講話終了後の理事会では、４月以降の一般会務報告に引き続き、道小・道中理事会の報告を受け、当面する課題について確認。また、１０月に上ノ国町で開催の校長会教育研究大会の企画・運営や研究推進について意見を交わした。

(関係団体 2019-05-31付)