十勝管内教育研究所連絡協が総会等　２ヵ年共同研究開始　学び深める子どもを育成

（関係団体 2019-06-03付）

７月に帯広で研修会を開催することなどを決めた

　【帯広発】十勝管内教育研究所連絡協議会は５月２３日、幕別町内の十勝教育研修センターで令和元年度総会・所長研修会を開いた。７月に帯広市内で十勝管内教育研究所所員研修会を開催することを決めたほか、共同研究の研究主題を「主体的に学習に取り組み、学び深める子どもを育む研究～各教科における“単元デザインシート”を活用した授業改善を通して」と設定することを確認。役員改選では、十勝教育研究所長の高橋康伸会長を再任した。

　はじめに、役員改選を行い、高橋会長の再任を了承した。続いて、あいさつに立った高橋会長は「管内１９市町村すべてに研究所があり、授業実践をベースに共同研究を行っている地区は、全道的に見ても珍しい」とし、「十勝ならではこのシステムを大事にしていきたい」と述べた。また、協議会の各種事業について「管内各研究所の所長においては、現場の教員の育成という視点に立って事業に対して高配いただきたい」と呼びかけた。

　事務局が前年度の十勝教育研究所研究発表大会や道東地区教育研究所所員研修会・十勝管内教育研究所所員研修会などについて報告。

　引き続き、本年度の共同研究について説明。２年次研究の１年次に当たる本年度は、研究主題を「主体的に学習に取り組み、学び深める子どもを育む研究～各教科における“単元デザインシート”を活用した授業改善を通して」と設定し、２グループによって２回の授業実践を予定していることを説明した。

　また、７月４日、帯広市内とかちプラザで十勝管内教育研究所所員研修会を開催。札幌新陽高校の荒井優校長が講師を務め、「本気で挑戦するってどういうこと」と題して講演を行うことを伝えた。

　このあと、所長研修会を開き、各市町村研究所の事業や研究内容について交流し、情報を交換した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝高橋康伸（十勝教育研究所長）

▽副会長＝村松正仁（帯広市教育研究所長）、真下正則（幕別町教育研究所長）、秦公一（十勝教育研究所副所長・新）

▽事務局担当＝角田裕司（十勝教育研究所主任所員・新）

(関係団体 2019-06-03付)