第1回道総合教育会議で鈴木知事 人材育成へ幅広く議論 奈良県立大特任教授が講演(道・道教委 2019-07-19付)
鈴木知事をはじめ11人が出席した
道は18日、札幌市内のホテルポールスター札幌で令和元年度第1回道総合教育会議を開いた。席上、鈴木直道知事が地域の発展に主体的に貢献する人材を育てる必要性を示し、道教委と連携して幅広く議論を進める考えを示した。また、佐藤嘉大教育長が本道における遠隔授業の将来構想を報告したほか、奈良県立大学の石井宏典特任教授が「地域創生と教育」と題して講演した。
会議は、知事と教育委員会が地域の教育課題やあるべき姿を共有し、教育行政を進めることが目的。鈴木知事、道教委の佐藤教育長、委員のほか、道・道教委の幹部ら11人が出席した。
鈴木知事は、人口減少が進む本道において、新しい発想と勇気をもって挑戦する人材、ふるさとへの愛着やグローバルな視点をもって地域の発展に主体的に貢献する人材が必要と指摘。道教委と連携し、今後の対応の方向性を幅広く協議する考えを示した。
続いて、平野正明教育部長が幼児教育の推進に必要な施策を総合的に実施する拠点として6月に設置した道幼児教育推進センターの概要を報告。8月以降に道内の各地域で研修を実施する予定を伝えた。
佐藤教育長は、本道における遠隔授業の将来構想について報告。「次代を担う子どもたちが住み慣れた地域で進路希望をかなえ、地域に誇りと愛着をもってふるさとの発展に貢献する人材へと成長するため、今後とも全力で取り組んでいく」と述べた。
つぎに、奈良県立大の石井特任教授が「地域創生と教育」と題して講演。県と市町村が連携・協働して人材、財源、施設を効率的に活用する「奈良モデル」、統合型校務支援システム、教員養成大学と連携した次世代教員養成塾などの取組を紹介した。
このあと、道教委の各委員が説明や意見交換を行った。
(道・道教委 2019-07-19付)
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