白老町が２年度予算案発表　ウポポイの入場料助成　教育費１１％増、５.９億

（市町村 2020-03-03付）

　【室蘭発】白老町は２月２５日、令和２年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比５・０％減の総額１０４億３０００万円。このうち、教育費には１１・１％増の５億８７４６万円を計上した。

　主な事業をみると、町内の教員、高校生のウポポイ入場料助成に１９６万円を充てた。

　また、子どもたちの将来の夢や希望の実現に向け、子ども議会などを実施するほか、学力向上サポート事業やスクールソーシャルワーカー活用事業などを盛り込んだ。

　主な教育関連事業はつぎのとおり。

▼総務費

▽旧給食センター・隣接旧職員住宅解体＝４０１７万円

▽アイヌ文化を学ぶふるさと学習事業＝８２万円

▽アイヌ文化保存・伝承・発展活動推進事業＝１０９７万円

▽民族共生象徴空間活性化事業＝１１８６万円

▽アイヌ文化理解促進事業＝１９２９万円

▼教育費

▽校務支援システム運用＝８２５万円

▽コミュニティ・スクール運営＝１７万円―白老中校区、白翔中校区

▽地域学力グローアップ推進事業＝１１２４万円

▽アイヌ文化教育推進事業＝１９６万円―ウポポイ入場料・体験料

▽地域学校協働本部事業＝２１０万円

▽スクールソーシャルワーカー活用事業＝６８万円

▽学力向上サポート事業＝５万円―時間講師の配置、教材の購入・活用

▽子どもチャレンジ支援事業＝１２０万円

▽特別支援教育支援員配置＝９７２万円

▽プログラミング教育推進事業＝６７万円

▽子ども夢・実現プロジェクト＝６３万円―子どもたちの将来の夢や希望の実現に向けた各種事業

▽学校給食アイヌ食材活用事業＝１００万円

(市町村 2020-03-03付)