子育てママを応援　負担軽減へ無料弁当　美幌町の三共後藤建設

（コロナウイルス関連 2020-03-31付）

　【網走発】新型コロナウイルス感染拡大防止による臨時休業で、昼食の準備など保護者の負担が増えていることを受け、美幌町の㈱三共後藤建設（後藤武史社長）は、１８日から子育てママの応援プロジェクトとして、町内の中学生までの子どもとその保護者らに対し、飲食店の弁当を無料で配布している。土・日・祝日を除き、４月３日まで続ける。

　同社は来年で創業７０周年を迎える。日ごろからお世話になっている地域住民への感謝を示そうと、子育てママの応援プロジェクトを始めた。

　臨時休業で自宅待機を余儀なくされた子どもたちの食事を用意する保護者の負担軽減のほか、新型コロナウイルスの影響で客足が途絶えた飲食店の支援も兼ねている。

　初日の１８日は４３８食の弁当を配布。１９日以降は１日３５０食限定として活動を続けている。

　２日目となる１９日は、後藤社長や社員ら１０人が美幌経済センター（美幌商工会議所）前で弁当を配布した。

　約１０店舗の飲食店の弁当が並び、和食や中華、ハンバーガーなどの洋食と種類も豊富。後藤社長は「毎日弁当を受け取りに来る家庭もあるので、子どもたちが弁当に飽きないよう、豊富に準備した」と話す。

　弁当を受け取った子どもたちは「きょうの昼ごはんはなんだろう」と目を輝かせていた。

(コロナウイルス関連 2020-03-31付)