臨時休業に伴う学校給食費　４・５月分　通常どおり　未提供は減額・返還　札幌市教委

（コロナウイルス関連 2020-04-15付）

　札幌市教委は１３日、通知「新型コロナウイルス感染症にかかる令和２年４月１４日以降の一斉臨時休業に伴う学校給食費の取扱いについて」を発出した。４・５月分の給食費に関しては通常どおりの金額を徴収。給食を提供できない期間中については、減額または返還する。

　学校給食費は人件費や施設整備費を市が負担し、食材費を保護者が負担する仕組み。

　新型コロナウイルス感染拡大の早期収束に向け、道と札幌市は緊急共同宣言を発表。

　１４日から５月６日まで札幌市内の公立小・中・高校、札幌市からの通学の割合が高い道立学校で一斉休業措置を行う方針を示した。

　市教委は一斉臨時休業を踏まえ、学校給食費の取扱いについて通知を発出。今後、分散登校を実施する可能性などを考慮し、給食を提供する場が設けられるなど、状況の変化も考えられることから、４・５月分に関しては通常どおりの金額を徴収することとしている。

　今後、給食を提供できなかった期間中の学校給食費については、減額または返還する。

　なお、２月から３月における臨時休業時の学校給食費の減額または返還については、５月以降を予定しており、詳細については別途通知を発出する。

(コロナウイルス関連 2020-04-15付)