道教委　学習支援サイト整備　高校生に講義動画配信　保護者向けは生活ヒント提供

（コロナウイルス関連 2020-04-22付）

　学校における臨時休業の長期化に伴い子どもの学習機会の確保が課題となる中、道教委は子どもや保護者向けの応援サイトを順次開設している。きょう２２日には、高校生に講義動画を配信する「Ｏｎｌｉｎｅ学習サポートサイト」、幼児・保護者に遊びや生活のヒントを発信する「幼児の遊び応援サイト」が新たにオープン。小・中学生向け、特別な支援が必要な子ども向けコンテンツも各課で開設しており、家庭での学びの支援に向けた情報を発信している。

　新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、道内の公立学校は５月６日まで一斉臨時休業となり、子どもの学習機会の確保が課題となっている。

　道教委は児童生徒や幼児の遊びを支援する応援サイトを各課で開設することを計画。小・中学生向けの「どさんこ学び応援サイト」は１３日、特別な支援を要する子ども向けの家庭学習の資料を掲載するホームページは２０日に公開済み。きょう２２日には、幼児・保護者向けの幼児の学び応援サイト、高校生向けのＯｎｌｉｎｅ学習サポートサイトを開設する。

▼幼児・保護者向け

　幼児教育推進センターホームページに幼児の遊び応援サイトを開設。保護者向けに非認知的能力を育むための運動や読書の大切さ、手洗いの推奨などの生活のヒントを発信し、幼児の主体的な活動を促す環境づくりを支援する。

▼小・中学生向け

　義務教育課ホームページに児童生徒が家庭で活用できる学習コンテンツを紹介するどさんこ学び応援サイトを開設。ほっかいどうチャレンジテスト、千歳科学技術大学のｅラーニングシステムなど、自宅での学習に活用可能なサイトを一覧にしてまとめている。

▼高校生向け

　高校教育課ホームページに、Ｏｎｌｉｎｅ学習サポートサイトを開設。主に高校１年生の家庭学習を支援するため、主要５教科で各１５～２０分程度の講義動画を配信する予定。必要な教材のダウンロードや講義視聴後の質問などもできる。

▼特別な支援を要する子ども向け

　道立特別支援教育センターホームページに、児童生徒が臨時休業中に必要な生活習慣や学習習慣を継続するために活用できる資料などを掲載。自宅でできる体つくり運動、生活リズムチェックシートなどを紹介している。

(コロナウイルス関連 2020-04-22付)