教育課程編成確認ツール改訂―オホーツク局　家庭学習の方法例提示　学校再開に向け活用求め

（コロナウイルス関連 2020-04-22付）

　【網走発】オホーツク教育局は、臨時休業に伴う教育課程の適切な編成・実施にかかる確認ツールを改訂した。各学校の臨時休業が再び始まったことを受け、４月以降に未指導となる学習内容を整理できる表を追加。また、臨時休業中に課す家庭学習について、学習方法例を新たに提示した。学校再開に向けて、各学校の実態に応じて活用を呼びかけている。

　２月下旬から４月上旬までの新型コロナウイルス感染症に対応した臨時休業への対応として、オホーツク局は３月下旬、各学年で未指導分の授業や学校再開後に指導が必要な学習内容、学び直しの状況等を整理するための確認ツールを作成し、各学校の教育課程の適切な編成・実施に向けた取組を支援してきた。

　道教委が１７日付で通知「新型コロナウイルス感染症に対応した臨時休業の要請について」を発出し、管内市町村教委は所管する小・中・義務教育学校を５月６日まで臨時休業とする措置を講じたことから、今回の臨時休業にも対応できるよう、確認ツールの改訂版を作成した。

　臨時休業によって実施できなかった授業については、２・３月の臨時休業によって未指導のままとなっている学習内容に加え、４月以降の臨時休業によって未指導となる学習内容についても各教科ごとに整理できるよう表を追加した。

　臨時休業中に課す指導計画を踏まえた家庭学習については、「教科書を活用した家庭学習」「学校が独自に作成したプリントを活用した家庭学習」「テレビ放送を活用した家庭学習」などの学習方法例を提示した。

　学校再開後に指導が必要な補充授業・補修等、臨時休業中の指導の手立てについては、改訂前と同様に学習内容や必要な時数を記入する表を設けている。

(コロナウイルス関連 2020-04-22付)