Ｏｎｌｉｎｅ学習サポートサイト　高１の家庭学習を支援　６教科で講義動画　道教委

（コロナウイルス関連 2020-04-23付）

　道教委は、教材・動画掲載サイト「Ｏｎｌｉｎｅ学習サポートサイト」を開設した。主に高校１学年の家庭学習を支援するため、国語、数学、地理歴史など、６教科の講義動画を配信。各教科１５～２０分程度で収録し、それぞれ学習のポイントを解説している。現在配信している教科は数学など３教科で、今後、収録が終了した教科から順次掲載していく。

　配信する教科は、国語（国語総合）、地理歴史（世界史Ａ・Ｂ）、公民（現代社会）、数学（数学Ｉ）、理科（化学基礎・生物基礎、地学基礎）、外国語（コミュニケーション英語Ｉ）の６教科。各教科１５～２０分程度の内容で収録し、教材をもとに、学習のポイントについて解説している。

　国語では、「読むこと」について、文章の内容や形態に応じた表現の特色に注意して読むよう指摘。「書くこと」では、対象を的確に説明したり、描写したりするなど、適切な表現の仕方を考えて書くよう解説する。

　また、文語や訓読のきまりなどを理解することをねらいに、伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項も盛り込んだ。

　地理歴史では、「諸地域世界の形成」について説明。西アジアと地中海一帯の地理的特質、オリエント文明などにふれ、西アジア世界と地中海世界の形成過程を把握する。

　公民では、「私たちの生きる社会」を配信。生涯における青年期の意義を理解し、現代社会における青年の生き方について、自覚を深める。

　数学では、「数と式」について、基礎的な知識の習得と技能の習熟を図る。

　理科では、「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」の３分野について解説。原子の構造や分子と共有結合について学ぶほか、生物の共通性と多様性や地球の形の特徴と大きさなどについて理解を深める。

　外国語では、事物に関する紹介や対話などを聞いて情報や考えなどを理解するほか、概要や要点をとらえる学習を配信。聞いたり読んだりしたことや学んだこと、経験したことに基づき、情報や考えなどを簡潔に書ける学習を深める。

　２２日現在で配信しているのは数学、公民、地理歴史の３教科。今後、収録が終了した教科から順次掲載していく。

　道教委は案内資料を道立高校に配布。動画は、資料のＱＲコードからアクセスできる。

(コロナウイルス関連 2020-04-23付)