臨時休業中の取組　西当別中　“学ぶ主体”は自分　自宅学習の疑問をメールで

（コロナウイルス関連 2020-04-23付）

　当別町立西当別中学校（大浦浩校長）は、臨時休業中における取組として、メールで自宅学習の疑問点を受け付ける「おたすけ西当」を実施している。家庭学習に関する質問のある生徒が、専用のアドレスから担当教員にメールを送信するもの。同校は「自分の力で課題を解きながら“学ぶ主体”は自分だということに気づいてほしい」と期待する。

　当別町は１３日、新型コロナウイルスの感染が札幌市内を中心に拡大している状況を踏まえ、５月６日まで町内小・中学校４校を臨時休業とした。臨時休業中の分散登校は、小学校が月曜日・木曜日、中学校が火曜日・金曜日に実施。各校で学年ごとに登校時間帯を２つに分けた。

　同校は、臨時休業における学習課題として主要５教科のほか美術、保健体育に関するプリントなどを生徒に配布。主要５教科の学習課題の内容が予習の中心となるため、教職員から「登校しなくても質問でき、課題を解く際の考え方をアドバイスできる方法はないか」との声が上がったことから、メールで自宅学習での疑問点を受け付ける「おたすけ西当」を開始した。

　専用のアドレスには、件名に教科名・担当教員を記入し、本文に質問内容を記して送信。数日中に担当教員が返信する。

　同校は「先が見えない中で不安も多いと思うが、臨時休業期間における多くの時間をどのように使うかが重要。自分の力で課題を解きながら、“学ぶ主体”は自分だということに気付いてほしい」と期待している。

(コロナウイルス関連 2020-04-23付)