新篠津中　臨時休業中の指導　ビデオ会議アプリ使用　心のケアも　孤立化防ぐ

（コロナウイルス関連 2020-04-28付）

ＺＯＯＭを用いた学級ミーティング

　新篠津村立新篠津中学校（吉本浩志校長）は、臨時休業期間中における措置としてビデオ会議アプリ・Ｚｏｏｍを利用した指導や心のケアを行っている。家庭学習で生じた疑問に対して、Ｚｏｏｍを用いた個別指導や、心のケアとして学級ミーティングを実施。岡山拓教頭は、現在の社会情勢を踏まえ「生徒が精神的に孤立しないよう、今後も工夫したい」と話した。

　新篠津村は、村内の小・中学校各１校を５月６日まで臨時休業とした。

　新篠津中では、臨時休業中の措置として学習課題の郵送や、電話による健康状態の確認などを実施。学校図書の貸し出しも行っている。

　学校図書の貸し出しなどで登校する際は、かぜの症状や発熱がないことを確認し、友達を誘わず、寄り道をしないよう伝えている。制服かジャージ着用とし、利用可能時間は午前９時から正午、滞在時間は３０分以内としている。

　臨時休業中の学習個別指導については、電話やビデオ会議サービス・Ｚｏｏｍを用いて実施。生徒は学校に電話し、アドバイスを希望する教科などを伝える。２４日と５月１日を除く午前９時から９時３０分の間で対応する。

　このほか、心のケアとして３月の臨時休業中からＺｏｏｍを活用し学級ミーティングを行っている。今月は、きょう２８日に予定している。

　岡山教頭は「学校と生徒のつながりを大切にすること、生徒個人の学習課題に丁寧に対応することを目的に、Ｚｏｏｍを利用した学級ミーティングや学習支援に取り組んでいる。家にこもらねばならない状況にあって、生徒が精神的に孤立しないよう今後も工夫していきたい」と語った。

(コロナウイルス関連 2020-04-28付)