道教委　大型連休後の学校　一斉臨時休業を延長へ　道の決定踏まえ対応

（コロナウイルス関連 2020-04-28付）

　新型コロナウイルス感染拡大に伴う鈴木直道知事の要請を受け、道教委は５月７日以降の道内一斉臨時休業延長の可否を検討している。２７日に各教育局長との遠隔会議を開くなどして、道内の感染状況や国の動向を踏まえ検討。近日開かれる道新型コロナウイルス感染症対策本部会議での決定を踏まえて方針を固める。

　札幌圏を中心に新型コロナウイルス感染者数が増大していることから、１７日に道教委は各市町村教委に対し、２０日から５月６日まで道内の学校の一斉臨時休業を要請。２４日時点で公立学校１８５９校、私立学校８６校が臨時休業となっている。

　臨時休業期間中に登校日を設定しない市町村数は、札幌市を含む１７９市町村中６８市町村と約４割。道立学校では、高校が１９５校中１５２校、特別支援学校が６６校中５７校で登校日を設定しない。

　２４日の道新型コロナウイルス感染症対策本部会議で鈴木知事は、新型コロナウイルス対策の展開方向を説明。

　道教委に対しては、大型連休後の道内一斉臨時休業延長の可否を検討するよう求めた。

　道教委は２７日、各教育局長との遠隔会議を開くなどして、道内の感染状況や国の状況などを踏まえ、休校延長の有無を検討している。

　道は、近日中に道新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催する予定で、同会議での決定に基づき道教委は方向性を決定する見通し。

(コロナウイルス関連 2020-04-28付)