道小・道中・道公教が道教委に要望　ＩＣＴ機器整備拡充を　学校経営充実など柱５点

（関係団体 2020-05-15付）

　道小学校長会（神谷敦会長）、道中学校長会（鎌田裕志会長）、道公立学校教頭会（西村貴史会長）は１２日付で、道教委に「北海道文教施策・予算策定に関する要望書」を提出した。「学校経営の一層の充実と教育課程の推進および教育条件の整備・改善」など５点を柱に、令和３年度の予算策定に当たり要望事項を集約。ＩＣＴ機器の整備、外部人材の拡充や、４年度の学校給食費公会計化開始に向けた取組の促進などを求めた。

　要望書は、３年度の文教施策・予算策定に当たって、①学校経営の一層の充実と教育課程の推進および教育条件の整備・改善②教職員の資質の向上を図る研修の促進と内容の充実・強化③意欲をもって職務に専念できるよう、教職員の地位および待遇の改善④教職員の福祉および再雇用や退職後の生活安定の確保⑤国、道の施策として関係諸機関への働きかけ―を柱に構成。

　①では、タブレット端末や周辺機器、教育ソフトウェアなどＩＣＴ機器の整備・拡充のほか、専門スタッフや外部人材の拡充、４年度の学校給食費公会計化開始に向けた取組の促進を要望。学校経営の一層の充実を図るため、新年度開始時における加配・期限付教員の確保、地域や学校の実情に即した非常勤講師の一層の増員を求めた。

　②では、若手教員の実践力向上に向けた一層の施策の充実など教職員の識見と研修意欲を高めるための取組や、小学校における外国語活動・外国語科やプログラミング教育の教員研修の充実を要望している。

　③では、校長採用・教頭昇任の意欲を喚起する条件整備、教職員給与の改善を求めた。

　道教委は、内容を十分に検討し、後日回答するとしている。

(関係団体 2020-05-15付)