石狩市　生活困窮世帯の子支援　タブレット貸し出し　臨時市議会に予算提案

（コロナウイルス関連 2020-05-15付）

　石狩市は、生活困窮世帯の子どもの学習を支援するタブレットの貸し出しを計画している。きょう１５日開会の第２回市議会臨時会で関連予算案を提出。小学４年生～中学３年生を対象に遠隔による学習支援を行う。受験を控える中学３年生を優先的に貸し出し、通信費は市が負担する。

　現在、市は生活困窮世帯に対する子どもの学習支援事業を実施。十分な学習機会を得られない小学４年生から中学３年生までの約２０人を対象に、家庭を訪問し基礎的な学力の向上や家庭における養育の相談に応じている。

　新型コロナウイルス感染症の拡大によって支援員の訪問が困難となったため、市は遠隔による学習を支援するため、タブレットの購入を検討。

　第２回市議会臨時会に提出する補正予算案に新型コロナウイルス感染症対応地方創生推進事業費１億１０００万円を計上し、うち子どもの学習・生活支援事業として１００万円を措置する。

　タブレット端末の整備台数は１４台で、受験を控える中学３年生に優先的に貸し出すことを計画。使用に伴う通信費は、市が負担する。

(コロナウイルス関連 2020-05-15付)