道教委・青山委員が道内各地を視察　教職員の熱意に感心　就任後初　上川管内を訪問

（道・道教委 2020-09-09付）

特色ある資料室に驚きの声を上げる青山委員

　【旭川発】道教委の青山夕香委員は３日、士別市内と名寄市内の学校３校を視察した。士別翔雲高校（木幡かおる校長）では、概況説明を受けたあと、校舎内見学、懇談を実施。青山委員は、オリンピックが身近にある同校の取組や生徒との信頼関係、また、各校で熱心に児童生徒と向き合う教職員の人間力に感心していた。

　青山委員が名寄市立中名寄小学校、士別市立上士別中学校、士別翔雲高を視察。上川管内を視察するのは就任以来初となる。道教委総務課の国安隆課長補佐、上川教育局の河野秀平局長、高野拓実義務教育指導監が同行した。

　士別翔雲高では、はじめに杉本千加等教頭が同校の概況を説明。同校の沿革や特色ある学校行事、多様な進路実績や新型コロナウイルス感染症による教育活動への影響などを伝えた。

　加入率が約９割に上る盛んな部活動の中でも、特にウエイトリフティング部は全国大会３連覇の生徒が在籍していることを紹介。青山委員は、将来オリンピック出場を期待される生徒や高い指導力をもつ教員の存在に感心していた。

　続いて、校舎内を見学。前身の士別高校・士別商業高校に関する資料を展示する資料室では、オリンピックに出場した卒業生の資料などを目にして「生徒が自分も頑張ろうと思える空間」と見入っていた。

　懇談では、２児の母の立場から、青山委員が女性管理職を取り巻く環境ついて木幡校長に質問。このほか、普通科と総合ビジネス科併設のメリットや、ビジネス科の在り方などについても話題が及んだ。

　オリンピックが身近にあることに感動したという青山委員。同校について「みんなにチャンスがあることに気付ける魅力ある学校」と感心するとともに、「先生方の生徒への自信や期待は生徒に伝わり、信頼関係につながっていると思う」と激励した。

　また、熱心に児童生徒と向き合っていた各校の教職員の姿から「一人ひとりを輝かせる先生のやる気や熱意、人間力を感じた」と振り返った。

(道・道教委 2020-09-09付)