道教委　スキー授業等の感染症対策　チェックシート作成へ　健康状態管理図り情報共有

（コロナウイルス関連 2020-12-03付）

　道教委の小玉俊宏教育長は１日の４定道議会一般質問で、スキー授業等における感染症対策について、児童生徒の健康状態を管理するためのチェックシートの作成を進めていることを明らかにした。修学旅行時に作成したチェックシートと同様に、スキー授業にかかわる交通事業者などと情報共有を図る一助として活用を検討し、「スキー授業等を安全・安心に実施するよう各学校に周知していく」と述べた。

　宮下准一議員（自民党・道民会議）の質問に答えた。

　道教委は１０月８日付で各教育局や道立学校に対し、修学旅行中における児童生徒の健康観察等に関して通知。

　併せて、「修学旅行等における宿泊施設入館前情報共有シート」を作成し、道経済部観光局を通して、宿泊業者、旅行会社等に情報提供し、児童生徒の健康観察を行ってきた。

　小玉教育長は、校外施設を利用した授業等の実施については、児童生徒の健康状態を学校やスキー場等の施設管理者、交通事業者などと共有し、それぞれの施設等が定めるガイドラインに従って適切に感染症対策を講じることが重要であると説明。

　道教委では今後、修学旅行等と同様に道経済部と連携し、利用するバス会社等が児童生徒等の健康状況等を共有するためのチェックシートを作成する考えを示した。

　ほかにも、バスの乗車人数を定員の半数以下に抑え距離を確保するなど、全行程において感染症対策等の点検も行うとし、「スキー授業等を安全・安心に実施するよう各学校に周知する」と述べた。

　なお、道立学校のスキー授業は来年１月開始。チェックシートの周知に関しては、４定道議会閉会後に各学校へ通知を発出する。

(コロナウイルス関連 2020-12-03付)