長沼町　３年度予算案　端末活用した学び推進　教育費６％減５.５億円

（市町村 2021-03-09付）

　【岩見沢発】長沼町は２月２５日、令和３年度予算案を発表した。一般会計の総額は前年度当初比３・６％減の７９億８００万円。うち教育費は、６・０％減の５億５０５２万円で、構成比は７・１％となっている。

　新規事業として、学力向上に８７０万円を措置。タブレット端末を活用し、一人ひとりの習熟状況に応じた学習を推進する。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▽乳幼児等医療費助成＝４０９６万円

　高校卒業までの医療費を完全無料化し、保護者の負担を軽減。

▽児童手当等支給＝１億１７８１万円

　中学校修了前までの子どもに対し、児童手当を支給する。

▽英語指導助手＝９９５万円

　英語指導助手を小・中学校に各１人配置し、外国語に直接ふれる機会を提供。

▽学習支援員配置＝１１６０万円

　学習支援員を小・中学校に配置し、児童生徒の学校生活や学習を支援する。

▽学校図書館整理＝２５０万円

　小・中学校の図書館に司書を配置し、利用環境の充実を図る。

▽学校支援アドバイザー配置＝２６７万円

　不登校児童生徒への支援、適応指導教室の開設、特別支援教育ならびに就学指導などの相談に応じる。

▽幼保小中高連携＝３６万円

　学びの連続性の観点から、つぎの学校種へ円滑に接続できるよう、合同研修会や体験入学等を通じ、幼保小中高の連携を図る。

▽学力向上（新規）＝８７０万円

　タブレット端末を活用し、一人ひとりの習熟状況に応じた学習を推進する。

▽遠距離通学費補助＝２３０万円

　従来の遠距離通学費に加え、放課後児童クラブ・部活動に通う児童生徒を対象に町営バス利用料を助成する。

▽各種検定料助成＝３７万円

　小・中学生の漢字・英語検定受検料を助成する。

▽コミュニティ・スクール＝６１万円

　学校と保護者や地域住民が知恵を出し合い、協働して子どもの成長を支える地域とともにある学校づくりを進める。

▽未来をひらく人づくり＝５７万円

　国内研修、国外研修、ネクストキッズ、インストラクター養成に助成する。

▽文化団体補助＝１１０万円

　文化協会等の団体や町民文化祭事業に対して補助する。

▽スポーツ団体補助＝３９９万円

　スポーツ協会とスポーツ少年団等の活動に対して補助する。

(市町村 2021-03-09付)