札幌市立幼・小・中の管理職人事　校長１２８人、教頭１４７人　試行実施の再任用校長３人

（札幌市 2021-03-25付）

令和３年度札幌市立小・中学校校長・教頭の人事異動状況（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は４月１日付の市立幼稚園長、小・中学校長、教頭人事異動状況を発表した。定年退職者の増加などによって、小・中学校の異動総数は校長が１２８人、教頭が１４７人といずれも前年度より増えた。なお、校長採用のうち、新年度から試行実施となる再任用校長制度の採用者は３人となっている。

　小・中学校長の異動は前年度より１９人増の１２８人で、異動率は４３・６９％だった。

　内訳は、小学校長が１５人増の８５人、中学校長が４人増の４３人。異動率は小学校が４３・３７％、中学校が４４・３３％だった。

　退職者は小学校長が３７人、中学校長が２４人の計６１人となった。昇任は小学校で３２人、中学校で２２人の計５４人。異動者総数は７４人で、他機関・行政等からの異動は４人、新年度から試行実施となる再任用校長制度の採用者３人となっている。

　昇任者の年齢は５９歳から５１歳までで、平均５５歳。うち、女性の昇任数は小学校が前年度と同じく６人、中学校が前年度のゼロから５人となった。

　なお、小学校の統廃合・新設などに伴い、校長職は１ポスト減となっている。

　教頭の異動総数は１４７人で、前年度より７人増。異動率は４９・４９％となった。

　内訳をみると、小学校は前年度と同じ９０人で、異動率は４５・６９％。中学校は７人増の５７人で、異動率は５７％。

　教頭昇任は小学校で３６人、中学校で３１人の計６７人。

　昇任者の年齢は５７歳から４６歳までで平均は５０・１歳。このうち、女性の昇任数は小学校で前年度より７人減の５人、中学校では前年度と同じ３人だった。

　前年度はゼロだった幼稚園長の異動は６人で、異動率は６６・６７％。なお、退職等はいない。

令和３年度札幌市立小・中学校教頭の人事異動状況

(札幌市 2021-03-25付)