強い心もち成長を　札幌市立小・中　一斉に修了式

（札幌市 2021-03-26付）

ひばりが丘小の池田校長は、次年度への期待を寄せた

　札幌市立小・中学校は２５日、一斉に修了式を挙行した。ひばりが丘小学校（池田哲也校長）では、児童２９６人が式に臨み、１年間を締めくくった。池田校長はコロナ禍の１年を振り返り、「新型コロナウイルス感染症に限らず、差別や偏見をもたない強い心をもってほしい」と呼びかけた。

ひばりが丘小の修了式では、１～５年生２９６人が出席。新型コロナウイルス感染症対策のため、学年を分け、２部制で実施した。

　はじめに、池田校長が登壇。本年度、感染者が発生せず、学級閉鎖や出席停止とならなかったことについて「皆さんのおかげ」と感謝した。今後は感染症に限らず、「差別や偏見、いじめをしない人になってほしい」と児童の成長を願った。

　続いて、５年生の戸田大馳君が児童代表として作文を発表。

　本年度、印象に残った経験として、宿泊学習で仲間と協力したことや感染症対策下での休み時間の過ごし方を振り返り、「コロナ禍でも自分たちで工夫をして生活をすることができた。６年生では、委員会やクラブ活動を頑張りたい」と次年度への抱負を述べた。

　市立小・中学校は４月６日に令和３年度始業式を迎える。

(札幌市 2021-03-26付)