市民との共存　考えて　札幌市　子ども版ヒグマ基本計画

（札幌市 2021-03-25付）

　札幌市環境局は、子ども版さっぽろヒグマ基本計画を策定した。「ヒグマが街に出てこないために、ゴミ出しのルールを守ろう」など、子どもにも理解できるように、ふりがなや絵などを使い、既存のさっぽろヒグマ基本計画の内容等をまとめている。同局担当者は「子どもたち一人ひとりがどのようなことをすれば、市民とヒグマが共存していけるかを考えてほしい」と話している。

　計画には、ヒグマの生態についてや、人とヒグマが会わないための空間、市民にできることなどについて記載。市民にできることとして、子どものうちからヒグマの生態や、ヒグマと正しく付き合うことの大切さを学ぶことで、人もヒグマも安心して暮らしていく社会を目指す。

　ヒグマが街に出てこないために、ゴミ出しのルールを守る、ヒグマに会わないように話し声やクマ鈴などで人がいることをヒグマに知らせるなどの対策を記載している。

　担当者は「市民とヒグマが安心して共生できる世界を目指している。計画策定によって、子どもたち一人ひとりがどのようなことができるかを考えてほしい」と話している。

(札幌市 2021-03-25付)