「まん延防止」要請受け　札幌市教委　見学旅行等は見合わせ　部活動休止措置を当面継続

（札幌市 2021-05-07付）

　札幌市教委は５日付で、各幼稚園長、小・中学校長、市立高校長、市立特別支援学校長等に対して、通知「新型コロナウイルス感染症対策の強化について」を発出した。道が５日、国に対して要請した札幌市を対象地域としたまん延防止等重点措置を受け、当面の間の対応措置を示した。集団宿泊的行事（見学旅行・宿泊研修）については、当面の間、実施を見合わせる。部活動においては、１１日まで休止としていたものを当面の間継続するとした。

　道は５日、国に対して、札幌市を対象地域としたまん延防止等重点措置の適用について要請。これを受け市教委は、新型コロナウイルス感染症のさらなる拡大を防ぐため、各教育活動における当面の間の対応措置を示した。

　集団宿泊的行事（見学旅行・宿泊研修）については、全市一律に延期・中止とする新たなフェーズに入ったことから、当面の間、実施を見合わせる。

　部活動の原則休止、学校施設の目的外使用の休止については、１１日までとしていたものを当面の間、継続するとした。

　このほか、「園・学校運営上必要な場合以外は、他園・他校の教職員、保護者、幼児児童生徒等の入園・入校を見合わせ、入園・入校する場合、入園・入校者の管理と把握に努め、身体的距離の確保や入園・入校時の手洗いの奨励等を徹底する」「幼児児童生徒本人の家庭での朝の検温と健康観察を徹底し、発熱など風邪症状がある場合は、登園・登校しない」「各教科等において、特に感染リスクが高いとされている学習活動については実施を控える」など、各園・学校に対して感染症防止対策の徹底を呼びかけている。

(札幌市 2021-05-07付)