新生活様式踏まえ学び保障　道小　第６４回総会・研修会　持続的・魅力ある学校教育を

（関係団体 2021-05-11付）

　道小学校長会（吉田信興会長）は５月上旬、第６４回総会・研修会を書面開催した。吉田会長は、９月に予定している道小教育研究石狩・千歳大会について、新型コロナウイルスの感染状況を見極めつつ、万全の対策を行って開催を目指す意向を表明。本年度の役員を決定したほか、活動内容として新たに「学校の新しい生活様式を踏まえた学びの保障」などを追記した。

＝吉田会長あいさつ概要５面＝

　吉田会長は教育諸課題の解決に向け、①地域格差のない教育条件の整備②主体的・対話的で深い学びの授業改善③学校における働き方改革の積極的な推進④教員の質の向上⑤ｗｉｔｈコロナの研修会・研究大会―の５点に重点的に取り組む考えを示した。

　１人１台端末の活用が学校や地域で差が生じないよう行われる必要があるとし、各地区校長会と連携してＩＣＴ環境の整備や教育活動を推進するための人員など、本道の状況を定期的を把握し、国や道教委に道内の状況や改善の要望を伝えていくとした。

　９月１０・１１日を予定している第６４回道小教育研究石狩・千歳大会に向けては、新型コロナウイルスの感染状況を見極めつつ、感染対策を万全に行うことで、会同による研究大会を目指すとし「石狩管内小中学校長会を中心に、道小の会員全員の力を結集していきたい」と述べた。

　本年度の活動方針では、感染症に対する危機管理対応、ＧＩＧＡスクール構想を踏まえた授業改善、学校における働き方改革などへの課題に対応する必要性を強調。持続的で魅力ある学校教育の実現のため、活動内容に「学校の新しい生活様式を踏まえた学びの保障」「個別最適な学びと協働的な学びの一体的充実」を盛り込んだ

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝吉田信興（札幌市旭・新）

▽副会長＝齊藤信之（岩内町岩内東・新）、紺野元樹（比布町中央・新）、松浦一秀（函館市八幡・新）、喜多慎治（岩見沢市中央・新）、沼田拓己（音更町音更・新）、島田裕文（札幌市山の手・新）

▽監査委員＝大坂充（小樽市稲穂・新）、山田閑子（天塩町天塩・新）、谷口光伸（乙部町乙部・新）、瀬川恵（苫小牧市日新・新）、小川一（根室市北斗・新）、

▽事務局長＝紺野高裕（札幌市北九条・新）

▽事務局次長＝森田智也（札幌市円山・新）、山村健史（北広島市北の台・新）

▽会計理事＝松村隆志（札幌市手稲中央）

(関係団体 2021-05-11付)