上川女性教員の会「花の会」が総会　新会長に山川校長（旭川市愛宕東小）　６月と９月に研修会

（関係団体 2021-05-11付）

上川女性教員の花の会・山川美千代会長

　【旭川発】上川管内女性教員の会「花の会」は４月下旬、旭川市内の上川教育研修センターで令和３年度総会を開いた。会員５３人が出席し、本年度の研究主題や事業計画などを協議。事業計画では、６月１２日、９月５日に旭川市内で会員研修会を開催することなどを決めた。役員改選では、新会長に旭川市立愛宕東小学校の山川美千代校長を選出した。

　花の会は、昭和６１年の発足以来、会員相互の研修と連携によって女性教員の資質・能力の向上を目指し、教員のリーダーとして研鑚と実践を積み重ねている。

　開会に当たり、尾﨑朋子会長があいさつ。コロナ禍で直接会う機会が少ない中で、電話やメール等でいつでも話ができることを伝え「役職に関係なく、気兼ねなく相談し合える会であってほしい」と願った。

　続いて、来賓あいさつとして、上川教育局の河野秀平局長が祝辞を寄せた。男女共同参画社会の実現に向けた女性管理職員の登用が喫緊の課題となる中、女性教員がリーダーとなって活躍できる学びの場として活動を進める同会のさらなる発展を期待した。

　議事に移り、前年度の年間事業計画、研修部・経営部事業、会計決算などの報告事項を承認。本年度の運営方針・研究主題、事業計画などについて協議した。

　運営方針では、会員相互の連携を深め、研鑚と実践を通して管内教育の一層の充実と発展に寄与することを確認。特に、３年度全国大会における校長提言、４年度全道女性管理職会研究大会上川大会に向けた実践研究を進めていく。

　研究主題は、新たに「自ら未来を切り拓き、共によりよい社会を創る日本人を育成する学校教育の推進～確かな学びとしなやかな心を礎に　未来に向かってともに挑戦する子どもを育む学校経営」と設定した。

　年間事業計画では、６月１２日、９月５日に会員研修会、７月１７日、４年１月８日に経営研修会をいずれも旭川市内で開催。

　このほか、９・１０月に後継者育成研修を実施することなどを決めた。

　役員改選では、新会長に愛宕東小の山川校長を選任。山川新会長は「諸先輩が築き上げたものを大切にしながら、会員と共に“しなやかに学び　にこやかにつながる”温かな会にしていきたい」と語った。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝全員校長、敬称略＝

▽会長＝山川美千代（旭川市愛宕東小・新）

▽副会長＝菅藤真由美（旭川市中央中）、石前聖香（旭川市日章小）

▽事務局長＝林真千子（士別市朝日中・新）

▽事務局次長＝鈴木由美子（旭川市忠和小）、浅野智子（旭川市西神楽小・新）、荒川美奈子（中富良野町宇文小・新）

(関係団体 2021-05-11付)