道特長　３年度総会・春季研究協議会　難局克服を　友善会長　８月３日に夏季研究協議会

（関係団体 2021-05-13付）

オンラインで６２人が参加した

　道特別支援学校長会は１１日、令和３年度総会・春季研究協議会をオンライン開催した。６２人が参加し、本年度の基本方針や活動計画などを協議。８月３日に第２回夏季研究協議会をオンライン開催する予定などを盛り込んだ。会長を務める拓北養護学校の友善学校長は関係機関と密接に連携し、会員相互で十分なコミュニケーションを図っていく考えを示し、「この難局を乗り越えたい」と決意を示した。

　開会式冒頭、友善会長があいさつ。

　「コロナ禍での社会活動を余儀なくされる状況は今後も一定期間続くものと覚悟しなければならない」と強調。子どもたちの命と健康、学びをしっかり守っていくため、道教委や道立特別支援教育センターとの密接な連携、会員相互の十分なコミュニケーションを図っていく考えを示し、「この難局を乗り越えていきたい」と意気込みを語った。

　続いて、鎌田典子総務部長が２月１５日の代表理事研における役員選考委員会で友善会長などが候補者として選考されたことを説明し、本年度の役員と事務局員を紹介した。

　このあと行政説明に移り、道教委特別支援教育課の仙北谷逸生課長補佐が所管事項について情報提供した。

　続く総会では、３年度活動計画案などについて審議した。

　３年度の活動方針は、２年度に引き続き「道特別支援学校長会は、特別支援学校の経営者としての資質向上を図り、諸課題の解決に努めるとともに、関係諸機関・関係団体等と連携して特別支援教育の充実・推進を目指す」と設定。

　活動内容は、新たに３年度に改定される仮称・学校における働き方改革北海道アクション・プラン（改定版）の取組を通して、管理職を含めた教職員の時間外勤務の縮減を図るとともに、学校経営の改善・充実を図ることを盛り込んだ。

　また、新型コロナウイルス感染症への対応について、緊急調査をもとに協力体制を強化し、各学校の不安解消に努めていくことも加えた。

　活動計画では、８月３日に第２回夏季研究協議会をオンラインで開催予定。現在、４年１月５～６日の日程で第３回冬季研究協議会を開く予定だが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を考慮し、開催方法などを検討する。

　代表者会議や理事研究協議会などについても、開催方法を検討する。

　総会後、道教委の伊藤友紀教育指導監と特別支援教育センターの日向正明所長が講話した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝友善学（拓北養護・新）

▽副会長＝佐々木誉之（札幌養護）、上林宏文（真駒内養護・新）、北圭一（札幌市立豊成養護・新）

▽事務局長＝須見千慶（札幌聾）

(関係団体 2021-05-13付)