道へき地・複式教育研究連盟が総会　新委員長に温泉氏（剣淵小校長）　オホーツク大会開催へ万全期す

（関係団体 2021-05-14付）

道へき地・複式教育研究連盟・温泉敏委員長

　道へき地・複式教育研究連盟は７日、令和３年度定期総会をオンラインで開催した。９月の第７０回全道へき地複式教育研究大会オホーツク大会について、新型コロナウイルス感染症の状況を見極め、対策を講じて開催する方針を決定。新委員長に就任した剣淵町立剣淵小学校の温泉敏校長は「会員の皆さんと知恵を出し合い、協力して有意義な大会になるよう進めていきたい」と決意を述べた。

　本年度の基本方針では、活動の具体的内容として、①「へき地性」「小規模校」「複式形態」の３特性を生かした教育の充実を図る研究活動をより一層強力に推進する②組織の強化と充実に努める③教育条件の整備と拡充に努める④関係機関・関係団体との連携を一層強化する―の４項目を掲げた。

　第１０次長期５か年研究推進計画の３年目として、研究主題「主体的・創造的に学び、ふるさとへの誇りと愛着をもった人間性豊かな子どもの育成」のもと研究を推進する。

　また、９月の第７０回全道へき地複式教育研究大会オホーツク大会の開催を決定。新型コロナウイルス感染症の状況を見極め、開催方式を工夫するなど感染症対策を徹底して実施する。

　役員改選では、剣淵小の温泉校長を新委員長に決定。

　温泉新委員長は、ＧＩＧＡスクール構想によるＩＣＴ環境の整備、全国へき地教育連盟と道教育大学による連携協定の締結など昨今の出来事を振り返り、「私たちの活動推進の追い風であり、大きな力。さらなる高みを目指し、実践を進めることが大切」と述べた。

　その上で、第７０回の節目を迎えるオホーツク大会の開催に向けて「コロナ禍で対応すべきことが多々あるが、皆さんと知恵を出し合い、協力し、会員はもとより、へき地・複式校以外の教員にとっても有意義な大会となるよう進めていきたい」と述べた。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝全員校長で新任、敬称略＝

▽委員長＝温泉敏（剣淵町剣淵小）

▽副委員長・総務部長＝小野田年克（鹿追町通明小）

▽副委員長・研究部長＝森広明（士別市多寄小）

▽監査＝渡辺二夫（白老町竹浦小）、尾花靖宏（岩見沢市メープル小）

▽財政部長＝松原謙二（千歳市駒里小中）

▽事務局長＝井上隆一（占冠村占冠中央小）

▽事務局次長＝中川真人（喜茂別町鈴川小）

(関係団体 2021-05-14付)