道生総連が創立３０周年記念式典　活動再開へ全力　全道代表者研修会・総会　新委員長に熊谷氏(札幌市中沼小校長)　

（関係団体 2021-05-17付）

研修会・総会はオンラインと参加型を組み合わせて実施

　道生活科・総合的な学習教育連盟（＝道生総連）は４月下旬、ホテルライフォート札幌で創立３０周年記念式典および全道代表者研修会・総会を開いた。式典では、吉田信興委員長が歴代委員長４人に感謝状を授与。総会では、７月に釧路地区で実施する全道宿泊研修会や１０月に函館地区で実施する全道研究大会に向け、地区実践の発信と交流などを活動の重点に設定。役員改選を行い、新委員長に事務局長を務める札幌市立中沼小学校の熊谷雅史校長を選任した。

　創立３０周年記念式典では、はじめに吉田委員長があいさつ。生活科・総合的な学習の時間の授業づくりについて、「会員一人ひとりの熱い意志は変わらない」とした上で、「新型コロナウイルス感染症による昨年１年間の活動休止期間を経て、ウィズコロナの研究大会・研修会をつくり出すべく、全力で活動を再開する」と強調した。

　続いて、来賓として招かれた第１０代委員長の髙橋透氏をはじめ、４人の歴代委員長に感謝状を授与。吉田委員長は「道の生活科・総合的な学習の時間における実践の充実と全道研究大会の開催など、連盟の発展に尽力いただいた」と功績をたたえた。

　また、発刊した連盟創立３０周年記念誌『北の大地で挑む』の内容を紹介。過去１０年における各地区の実践について、コラム形式で紹介していることを伝えた。

　道生総連の全道代表者研修会・総会は、一部の会員が会場に参集。各地区の会員とオンラインで接続し、実施した。

　吉田委員長は「対話的で深い学びの主人公は生活科・総合的な学習の時間である。実践をもって全道、全国へ発信していきたい」と述べた。

　経過報告では各地区における令和２年度の活動報告・活動計画について説明。

　本年度以降の全道宿泊研修会について、７月に釧路地区で、４年度は函館地区で実施する。全道研究大会は、１０月に函館地区で開催し、４年度はオホーツク地区、５年度は札幌地区、６年度は旭川地区で実施することを確認した。

　総会では、熊谷事務局長が前年度の活動報告を行ったあと、本年度の計画について説明。研究主題を「自ら学びの世界を拡げ　よりよい自分を創る子ども」と設定し、本年度の活動の重点に①全道研究大会、全道夏季研修会における実践の提案・検証および研鑚②地区実践の発信と交流―の２点を掲げた。

　役員改選では、新委員長に熊谷事務局長を選任。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽委員長＝熊谷雅史（札幌市中沼小校長・新）

▽副委員長＝加藤秀樹（札幌市美園小校長）、渋谷一典（札幌市三角山小校長・新）

▽監査＝鵜飼麻未（札幌市厚別西小校長・新）

▽事務局長＝丹羽洋彦（札幌市栄北小教頭・新）

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道生活科・総合的な学習教育連盟・熊谷雅史新委員長

(関係団体 2021-05-17付)