道研連　ＨＰに指導案バンク　好事例を随時提供　加盟機関作成　相互交流を

（関係団体 2021-05-12付）

　道教育研究所連盟（＝道研連、波岸克泰委員長）は、ホームページ上に加盟機関が作成した教育実践事例などを紹介する「指導案バンク」を設置している。指導計画や実践事例を全道の教職員などの参考となるよう随時、好事例を提供していく。

　道研連第１７次共同研究が前年度から３ヵ年計画でスタート。各教育研究所・研修センターが学校支援のために活用する学習指導や学習評価に関する実践事例の収集・提供や参考資料を作成し、学びに向かう力の育成などをねらいとしている。

　その一環として、指導計画や実践事例などについて相互交流の場となるよう、ホームページ上に指導案バンクを立ち上げた。

　指導案バンクは、①学びに向かう力の育成に向けた指導計画②研究会等の実践―の２つの窓口を設定。

　①は、共同研究推進委員が作成したもの。現在、岩見沢市立教育研究所が作成した小学校第１学年の国語や、後志教育研修センターが作成した小学校第３学年の算数など１１事例を掲載。単元の目標、単元の評価規準、指導と評価の計画（単元計画）、本事案、主体的に学習に取り組む態度の評価の実際で構成している。

　本年度も指導計画の作成に取り組み、年度末に追加する予定。

　②は、各研究所・センターのこれまでの紀要等に載っている指導案のデータを掲載している。道教育大学へき地・小規模校教育研究センターが作成した中学校第１学年の音楽など２４の好事例を紹介している。

　今後も、加盟機関に指導案の提供を継続して依頼し、随時、追加掲載する。

　道研連は「全道の先生たちに参考にしてほしい」と話している。

(関係団体 2021-05-12付)