札幌市小学校長会２年度研究成果　研究集録集から　第８回　学びの支援部〈下〉

（札幌市 2021-05-20付）

◆副主題　一人一人の教育的ニーズに応える学校経営の在り方

【コロナ禍における取組等】

▼視点１　通常の学級の中での、支援を要する児童への指導の充実について

▽Ａグループ

　指導の充実のために、特別支援教育に関する研修や学びの支援委員会の効果的な活用等による校内体制の充実が大切である。また、関係機関等との連携を深めることで、さらにより良い支援へとつなげることができることを確認した。

〈Ｋｅｙｗｏｒｄ〉

・校内体制の充実

・関係機関等との連携

▽Ｂグループ

　インクルーシブ教育システムへの理解を広めるための校長の役割や、子どもたちの困りを軽減するための基礎的環境整備の推進、教師の“子ども観”を磨くために必要なことなどを共有し、自校での実践につなげていった。

〈Ｋｅｙｗｏｒｄ〉

・インクルーシブ教育の理解

・子ども観を磨く

▼視点２　特別支援学級・通級指導教室での指導の充実について

▽Aグループ

　通知表を切り口として教育課程や指導の在り方を考察、校長の役割とかかわりについて交流した。通知表の表記方法の効率化や教育課程編成の改善に結び付く個別の指導計画等の活用の重要性について確認することができた。

〈Ｋｅｙｗｏｒｄ〉

・個別の指導計画と評価規準等の関連性の明確化

・教育課程編成の改善に向けたプロセスの重要性

▽Bグループ

　学習評価の３観点を踏まえた通知表改訂など、特別の教育課程の工夫改善の推進について協議した。また、通常の学級と特別支援学級、双方の子どもが学び育つための交流および共同学習の円滑な推進について交流した。

〈Ｋｅｙｗｏｒｄ〉

・特別の教育課程の工夫改善

・交流および共同学習の推進

▼視点３　不登校児童の対応について

▽Aグループ

　「校長の果たす役割と指導性」「共有と連携」にかかわって研修し、各事象を全体的・構造的に把握すること、確実な情報共有・記録化、関係職員の役割や対応を明示する等について確認することができた。

〈Ｋｅｙｗｏｒｄ〉

・見通す

・引き出しを多くもつ

▽Bグループ

　意識したことは「不登校を実際に減らすための研究を」ということだった。その中で「実際にある資料の有効利用」や、アセスメントシートのような「すべての機関が共有できる資料の作成」などを交流し合った。

〈Ｋｅｙｗｏｒｄ〉

・効果のある研究

・共通した資料で

(札幌市 2021-05-20付)