読書活動講座など遠隔に　上川教育研修センター

（関係団体 2021-06-01付）

　【旭川発】上川教育研修センターは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う６月の研修講座の取扱いをまとめた。現在、施設の利用を中止していることから、研修形態や内容に応じて開催方法を見直し。研修講座４講座のうち、「読書活動」「学校経営Ⅰ」の２講座はオンライン配信に変更する。ＩＣＴ実技研修については、予定していた４講座のうち、来所による実技研修が中心となる２講座の中止を決定した。

　当初、本年度の研修講座は７日の「書写指導」、ＩＣＴ実技研修はきょう１日の「校務のための表計算入門」を皮切りに全３３講座を予定。６月は研修講座４本、ＩＣＴ実技研修４本を予定していたが、新型コロナウイルス感染症拡大を踏まえ、実施方法などを見直した。

　研修講座のうち、７日に旭川市立永山南中学校で予定していた書写指導（実技）研修講座は、少人数で行うため通常どおり開講。感染症対策を徹底した上で、研究授業や研究協議、講義などを行う。

　９日に予定していた読書活動、１０日の学校経営Ⅰは、約４０人の参加人数となることもあり、センターから各校等へウェブ会議システムＺｏｏｍによるオンライン配信で開催する。

　学校図書館担当者などを対象とした読書活動では、午前中に事前録画による研究授業の視聴、研究協議を行い、午後から講義、研究交流を行う。

　採用２・３年目の校長を対象とした学校経営Ⅰは、半日日程に変更。上川教育局の高野拓実義務教育指導監による講話や、４人の校長による助言などを行う。

　１５日に予定していた特別支援教育研修講座は中止としたが、７月１３日の第２回（研究授業）は現在のところ実施する予定。

　ＩＣＴ実技研修について、１日の「校務のための表計算入門」、４日の「校務のための表計算活用」は、来所による実技研修が中心となるため中止とした。なお、表計算入門は７月３０日、表計算活用は１１月５日に同内容の講座を予定している。

　１１日に予定していた「ＩＣＴを活用した働き方改革講座」、１８日の「校務のための表計算／個別課題解決」は、オンライン開催の可能性も含めて検討中。

　なお、各校・団体の希望に応じて行う出前講座については、終了したものも含めて現在１３校から希望があり、申し入れがない限り実施する。

　センターは、研修を止めないよう「可能な範囲で研修方法を工夫しながら実施していきたい」としている。

(関係団体 2021-06-01付)