文化芸術活動再開支援交付要綱改定　新規申請を一時停止に

（札幌市 2021-08-11付）

　札幌市は６日、文化芸術活動再開支援事業の交付要綱に、同事業の新規申請の一時停止についての内容を追記した。２日からの「まん延防止等重点措置」に伴うもの。１１日以降に施設等の使用を予約する場合は、事業の新規申請を、配信による開催を除き一時停止する。

　事業は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けている市の文化芸術施設に対して、公演・展示などの活動再開を支援するものとして昨年から実施。文化芸術に携わる市民、芸術家、施設関係者等の活動再開を支援し、市内文化芸術活動の早期回復を目的としている。

　対象期間内に公演や展示を使用目的とした劇場、ライブハウス、ギャラリーなどの施設料を支援金として交付。支援金は対象経費の２分の１が限度で、公演系は１日につき５０万円、展示系は１週間につき５０万円が上限となっている。

　運用方針の一部変更は、市がまん延防止等重点措置の対象区域になったことによるもの。

　事業の新規申請については、１１日以降に施設の使用予約を行う場合、配信での実施を除き一時的に停止。新規申請受付の再開は、まん延防止等重点措置期間終了後に通知することを追記した。

　また、１０日までに施設利用予約済みである場合の新規申請は、予約日が分かる書類を交付申請書と併せて提出することなども示している。

(札幌市 2021-08-11付)